ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「料理ができる男性は、モテますよね」

 ベーコンにかじりついていた子猫のエリナがそう言うと、ルディが耳をぴっと立てた。

「料理って、食べる人のことを思いやることで美味しくできるじゃないですか。つまり、料理ができる男性は、相手の女性や周りの人を気遣うことができるってことですよ」

「確かにね。あたしも最近、誰が食べるのかを考えながら作ることが、料理の上達につながるって思い始めたんだよ」

 ミメットの言葉に、エリナも「そうですよね!」と同意した。

「本当のモテって、表面的なことじゃなくてそこに気持ちがあるかどうかが大切だなって思うんです。狐のサファンさんがすごいのは、マナーなどの社交的なテクニックが優れているだけではなくて、仲間の求めていることが何かを観察して知り、それを目玉焼きの焼き加減ということで思いやりを形にしている点なんです。サファンさんは、いつもその場を明るくする楽しい人だし、なるほどモテる男性は違うなってわたしは……」

「落ち着けエリナ! そんなに男を褒めてはならないぞ! よっ、嫁にはやらんからな、サファン!」

 尻尾をピンと立てたルディが突然叫んだので、エリナは「にゃっ?」と驚き、ルディのお目付役でもある黒豹のヴォラットは「お、ま、え、が、落ち着け!」とルディの背中をばしっと叩いた。
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