ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「キーガス、俺の目玉焼きをちょうどよく半熟にしてくれたんだな。ありがとう」

 目玉焼きを食べた熊のアルデルンが満足そうに頷いて「美味い!」と言った。
 キーガスは少し照れながら言った。

「ああ……口に合って嬉しい。焼いていると、サファンが全員の好みを教えてくれるから、助かっている」

「ほほう、そうだったのか。サファンは気が回る男だからな」

「あははは、まーね」

 モテ男子の狐は、熊に向かってウインクをした。

「でなければ、社交界で人気者にはなれないぜ。さすがだな」

 やはり貴族である黒豹のヴォラットは、そう言って肩をすくめた。

「最近、女性の好感度が急上昇中のヴォラットに、人気者って言われてもちょっと複雑なんだよねー」

「なんだそれは」

 黒豹は苦笑した。
 ヴォラットは一見クールな青年だが、自作のスパゲティを屋敷の使用人に振る舞う気さくな面も持つ。そのカッコいい外見の魅力も相まって、ご婦人方に大人気なのだ。
 
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