ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「一仕事終えたメイシーとエリナ、そしてミュリンデル殿の慰安のために考えてくれたのだろうな。この短時間にたいしたものだ」

 きゃっきゃとはしゃぐ女の子たちを優しく見守りながら、ルディがウィリオ王子に言うと、彼も「うむ、悔しいが、いろいろと気の回る奴なのだ」としおりを見ながら答えた。

 ルディの屋敷と青弓亭を往復するばかりの毎日(たまに王宮の訪問はあるが)を過ごしているエリナにも、辺境の町で暮らしていたメイシーにも、旅行の体験は楽しく心踊るものだった。

「ルディさんのモフモフに乗って出かけるのもいいけれど、こういう馬車の旅も。楽しいものだにゃんね」

「よかったな、エリナ」

「はい。守護妖精としての仕事のためにも、この世界のことをいろいろ知りたいので、いい機会に恵まれてよかったです。やっぱり本だけではわからないことがたくさんありますからね」

 非常に勉強熱心な子猫に、ルディは感心した。
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