ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「焼いている間に、ロールキャベツを作りますね」

 丸ごと茹でて破れないように葉を剥がしたキャベツに、丸めたハンバーグだねを乗せて包む。

「さすがはエリナ様だ。こんなに近くで技術を見ることができるなんて、感激です!」

 ヨーゼフ王子の言葉に、料理人たちは皆頷いた。

 たねを包んだキャベツを鍋に並べると、野菜と鶏の骨から作ってあった澄んだスープを入れて煮込む。大きく切ったキノコも「いい味が出ますし、食感が楽しいです」と鍋に加えた。

 そこへ、ゆでて裏ごしたトマトも加える。
 中まで火が通ったら、トマト風味のロールキャベツの出来上がりだ。

「すごい、ハンバーグだねがいろいろな料理に変わっていく!」

 驚くドワーフの料理人に「ハンバーグにかけるソースを変えるのもいいですけれど、こうすると変化が楽しめますし、パーティを華やかにする料理になります」と説明する。

「パーティ……王宮ならではの応用、ということですか!」

「他国からの客人に出しても喜ばれるし、王宮のパーティでも活躍する料理というわけなんですね!」

 彼らは『こんなに小さな子猫なのに、場面に合わせた応用までできるなんて……まさに天才料理人だ!』と驚嘆したのだった。
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