ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
フェンリルの背中に顔を埋めた子猫は、いつしか夢の国へと誘われていった。
「ずっと気を張っていたのだな」
優しく、責任感が強く、他人のために全力を尽くそうとするエリナは、容量オーバーになっても動き続けてきて、今は完全に電池切れの状態になっていた。
「なにもしなくても、ただそこに存在するだけで愛される存在なのに……エリナは時々、なにかに追い立てられているかのように見える」
ルディは頑張り屋の子猫のことを心配していた。
最近ようやく、周りの人々に甘えられるようになってきてはいるのだが、いざとなるとすべての荷物をひとりで背負ってしまおうとするエリナ。
今回も、守護妖精としての務めを果たし、さらに青弓亭のエリナとして新しい料理まで他国に披露して、幼い子猫なのに働き過ぎなのだ。
「まあ、この俺も『もっと手を抜け、働き過ぎだ』と散々周りから言われてきたのだが。でも、エリナが来てからはゆっくりすることも覚えたのだぞ」
たとえば、料理の味見を優先するとか。
エリナの存在は、王宮の家族から離れて王都警備隊長として忙しい毎日を送る、私生活を犠牲にして生きてきたルディの生き方を変えていた。
子猫との関わりで生活に彩りが出たし、笑顔になることも増えた。お茶を飲んでなにげないおしゃべりをする心安らぐ時間も、転げ回って遊ぶ子猫を見守りながら、腹の奥底から込み上げる笑いを必死で堪える(笑うとエリナがぷんすか怒るからだ)楽しい時間も、ふたりで市場を散歩して買い食いを楽しむ美味しい時間も、ひとりでいたら手に入らないものである。
「ずっと気を張っていたのだな」
優しく、責任感が強く、他人のために全力を尽くそうとするエリナは、容量オーバーになっても動き続けてきて、今は完全に電池切れの状態になっていた。
「なにもしなくても、ただそこに存在するだけで愛される存在なのに……エリナは時々、なにかに追い立てられているかのように見える」
ルディは頑張り屋の子猫のことを心配していた。
最近ようやく、周りの人々に甘えられるようになってきてはいるのだが、いざとなるとすべての荷物をひとりで背負ってしまおうとするエリナ。
今回も、守護妖精としての務めを果たし、さらに青弓亭のエリナとして新しい料理まで他国に披露して、幼い子猫なのに働き過ぎなのだ。
「まあ、この俺も『もっと手を抜け、働き過ぎだ』と散々周りから言われてきたのだが。でも、エリナが来てからはゆっくりすることも覚えたのだぞ」
たとえば、料理の味見を優先するとか。
エリナの存在は、王宮の家族から離れて王都警備隊長として忙しい毎日を送る、私生活を犠牲にして生きてきたルディの生き方を変えていた。
子猫との関わりで生活に彩りが出たし、笑顔になることも増えた。お茶を飲んでなにげないおしゃべりをする心安らぐ時間も、転げ回って遊ぶ子猫を見守りながら、腹の奥底から込み上げる笑いを必死で堪える(笑うとエリナがぷんすか怒るからだ)楽しい時間も、ふたりで市場を散歩して買い食いを楽しむ美味しい時間も、ひとりでいたら手に入らないものである。