ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
 セラの計らいで、ルディたちはきちんと玄関から帰ることになった。
 ルディはフェンリルの姿になると、背中のモフモフにエリナをしがみつかせる。ドワーフたちがたくさんお土産をくれたので、フェンリルの背中は大変なことになっていたが、力持ちのルディはまったく動じない。

「今度ゆっくりと遊びに来てくださいね」

 王妃が子猫の頭を優しく撫でると、頬を赤くしたエリナはこくこくと頷いた。

「エリナちゃん、本当にありがとう! これからも仲良くしてね」

「エリナさん、お世話になりました」

 メイシーとミュリンデルとも別れの挨拶をし、お兄さんのような顔で見守るウィリオ王子にもさようならをした。

「仕方のない子猫だな。でも、まだ小さいのによくがんばったと思うぞ。またマーレン国に遊びに来てくれ」

「にゃん。また遊ぼうね」

 ちょっぴりおねむになった子猫は、そう言うとちっちゃなあくびをした。だが、フェンリルの背中はたとえエリナが熟睡しても落とすことがないから安心なのだ。

「それではこれで失礼する!」

 皆が見送る中、フェンリルは空高くへと駆け上がり、一路スカイヴェン国を目指したのであった。
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