ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「エリナ、うちについたぞ」

「うにゃ……」

「ほら、歯を磨くんだ」

「うにゅ……」

「パジャマに着替えられるか? あっ、猫化してしまった!」

「み……」

 甲斐甲斐しくお世話をしたルディは、小さな白い子猫をベッドに運んでそっと乗せた。

「んみぃ」

 子猫は『モフモフが足りない!』と不満そうに鳴き、前脚で空中をふみふみする。ルディはフェンリルの姿になるとベッドに乗り、いつものように尻尾で子猫をくるんでやる。
 小さな子猫は、暖かなモフモフの中で寝かせてやらないと風邪をひいてしまう恐れがあるのだ。

「今回も、たくさんがんばったな。俺の出番はほとんどなかった気がするぞ」

 ルディは子猫ばかり働かせてしまったと反省しているが、エリナが活躍できるのは後ろでサポートするルディがいてからこそなのである。

「おやすみ、エリナ。明日からはまた、青弓亭のエリナとして忙しく楽しい毎日を送るのだろう。今夜は楽しい夢を見て、ゆっくりと眠るがいい」

 フェンリルは肉球で優しく子猫を撫でると、微笑みながら目を閉じた。


                       FIN.
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