ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
 馬車を預けて身支度を整えた三人は、森の浅い所に入って行った。
 今日のルディは私服だが、腰には片手剣を装備している。ほとんどの魔物は狼の鋭い爪で一撃で倒せるのだが、狩りらしい雰囲気を出すように気を遣ったらしい。

 ミメットは、本気を出す時には両手に剣を持つのだが、今は右手に剣を持っている。エリナはというと、ドキドキしながらフライパンを握りしめていた。

「エリナ、猫の勘を研ぎ澄ますんだよ。敵を感知することが狩りの第一歩なのさ。ほら、肩の力を抜くんだ」

「は、はい!」

「やはり最初は俺が抱っこしていた方が……ほら、エリナはまだ子猫だし……」

 心配症のルディに、ミメットは笑顔で釘を刺す。

「ルディは甘やかさなくていい。怯えるちびっ子猫ならフェンリルの背中に乗せておこうかと思ったけれど、どうやらエリナはそうじゃないようだからさ。獲物を狙う時には、エリナも一人前の狩りをする猫なんだ。なあに、あたしの妹分なんだから、それほどやわじゃないはずさ」

「姉さん、わたしはヤりますよ」

 瞳孔を開いて、子猫は瞳を剣呑に輝かせた。
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