ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
 ここは森の入り口から近い所なので、木々もまばらだ。

『はっ、あの木の影から気配を感じるにゃん』

 エリナは怪しい気配を察知してそちらを見つめ、ミメットに視線で尋ねた。
 キジトラ猫は口の形で『行っておいで』と合図する。

 ルディは心配でそわそわしている。尻尾も勝手に動いてしまっていた。

 フライパンを構えたエリナがゆっくりと近づくと、隠れていたシロモコが現れた。小さな子猫を甘く見ているらしく、まったく警戒せずに転がり出てきた。

「にゃっ!」

 気合いを込めた一撃をくらわせると、シロモコはポンと弾けて小さな魔石になった。

「やったね、エリナ! 初の獲物だよ」

「やったにゃん!」

「おめでとう、エリナ!」

 ぴょんぴょん跳ねて喜ぶ子猫を見て、ミメットとルディはほっこりする。

「この調子で、どんどん狩るにゃんよ」

 獲物を求めるエリナは、立派なハンターであった。
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