ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
 というわけで、三日後。
 カレーの下ごしらえを終えて、あとは煮込むだけにしてきたエリナは、ルディと共に王宮に来ていた。

 本来ならば王都警備隊長であるルディは頻繁に休みを取れないのだが、彼にはもうひとつ大きな役割、すなわちスカイヴェン国の守護妖精としての仕事がある。そのため、最近は警備隊長の仕事を他の者にも割り当てて、ルディが不在でも支障がないような体制作りを行なっているのだ。

 ちなみに、時期隊長と任されているのは熊のアルデルンであった。顔が怖すぎる以外は隊長として申し分ないということで、アルデルンは表情筋をリラックスさせて怖さを和らげるトレーニングを行っている。
 主に、頭を獣化させてエリナにモフられるというトレーニングなのだが、これが予想以上の成果が出ているため、エリナは「にゃっふん!」と誇らしげであった。

「エリナ様、お待ちしておりました!」

 今まで聞いたことがない謎だらけの食材を作るとあって、王宮の料理人たちはエリナの到着を待ち侘びていたようだ。尻尾のある料理人は激しく振って期待で毛を膨らませている。トカゲの獣人の尻尾には毛がないのでピタピタと左右に振るだけであるが。
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