ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「最後に、ゼラチンを使ったオードブルを作りましょうね」

「ゼラチンは、甘いもの以外にも使えるのか?」

 ルディが驚いたように尋ねたので、エリナは「はい。コンソメスープを使って、美しい料理ができるんですよ」と笑った。

「スープはできてますか?」

「はい。エリナ様に詳しく教えていただいたレシピ通りに作り、金色のスープができています」

 リックルは、牛すね肉と玉ねぎ、ニンジン、セロリ、パセリ、ローリエの葉をアクを取りながら三時間煮込み、布で漉してから冷蔵庫に保存しておいたコンソメスープを出した。

「透明で綺麗なスープにゃ! さすがはリックルさんたちにゃんね」

 子猫に褒められて、料理人たちは誇らしい気持ちになった。エリナは冷えたスープをレードルにすくって、その濃度を皆に見せた。

「ほら、少しとろっとしているでしょう? すね肉からもゼラチン成分が溶け出ているんにゃよ」

「このスープにも、ゼラチンが?」

「知らなかった……」

 料理人たちは必死にメモを取る。エリナに伝授された知識と技術を自分のものにすれば、料理の幅が驚くほど広がるからだ。

 子猫はスープを小鍋に移して温めて塩とコショウで味を整えてから、「ここに水でふやかしたゼラチンを入れるにゃんよ。ゼラチンを使う時は、いつも砕いて水を吸わせておくことが重要なのにゃ」と説明した。
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