ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「次は、チョコレートババロアを作るにゃんよ」

「チョコレートですか!」

「チョコレートはそのまま食べても美味しいけれど、お菓子に使うと香り高くて濃厚な素晴らしいデザートになるにゃんよ。扱いが難しいけれど、リックルさんたちならきっと大丈夫にゃん」

「ご期待に添えるよう、かんばります」

 料理人たちはドキドキしながら子猫を見る。プロとして、子猫に失望されるわけにはいかないのだ。

「チョコレートは湯煎にかけて、しっかりと溶かします。中にお湯が入ったら台無しになるから、要注意なんです。牛乳を温めて、そこへ水でふやかしたゼラチンを加えて煮溶かして、砂糖を加えます。沸騰させないように、こっちも要注意にゃんね」

「はい」

「緩めに泡立てた生クリームと、冷ました牛乳ゼラチン液、そしてチョコレートを分離しないように混ぜます。ここは固さを揃えることが大切にゃ、そうするとスムーズに混ざるにゃん」

「なるほど、なるほど」

「同じ固さにすることで混ざりやすくなる、と」

 料理人たちは目を皿のようにして子猫の手際を観察して、すべてをメモに取りながら自分たちも作る。幸い、すべてのババロア種が成功したようだ。

「これもグラスに流すにゃんね」

 こうしてできあがったチョコレートババロアも冷蔵庫にしまわれた。
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