僕は彼女をこよなく愛している
「明後日、美容室の予約が取れたので、その後にどうかなって。
それなら、実陽にも二日寂しい思いをさせずに済むので。
こんな言い方、失礼ですけど…出たついでと言いますか……」
「あ、もちろん!
こっちがお願いしてるんだし」
「ありがとうございます。
じゃあ…お願いします」
そう言って実陽に「実陽もそれでい?」と言った。
「うん、わかった!」
「でも、トイレで美容室の予約してたの?(笑)霞月」
琢三が聞いてくる。
「あ、いえ。
美容室から連絡があって…
いつもカットしてくれる美容師さんが、明後日なら時間が取れそうだからって。
私、その人じゃないとダメなので…」
「そうゆうことか!
………つか、ちゃんと二人のこと考えてくれてたんだな(笑)」
「え?」
「ううん!」
実陽の言っていた“本当は、誰よりも他人思い”と言うのを思い出し、琢三が微笑んだ。
乃庵も「気にかけてくれて、ありがとう!」と言った。
「やっぱ、るなちゃんは優しいな!」
実陽も微笑むと「だって、実陽にとって大切な親友でしょ?私のせいで、関係を悪くしたくない」と言った。
「大丈夫だ!霞月」
「俺達は、こんなことで悪くなるような関係じゃないから!」
「大丈夫だよ!るなちゃん、ありがとう!」
そして、二日後………
朝少しゆっくりして、霞月が出掛ける準備をしていた。
「るなちゃーん、お願い……!!」
朝からずっと、霞月に懇願中の実陽。
「ダメ!
実陽はお留守番」
実陽が美容室までついて行きたいと言って、霞月に駄々をこねていた。
“美容室まで行ったら、後はちゃんと帰るから”と言っているが、きっと美容室まで行くと、今度は“やっぱり中で終わるのを待ってる”と言い出しかねない。
その後は“アンくんに会って帰る”と言い、最終的には最後までずっと一緒にいそうな気がする。
なんとなく先が想像出来て、霞月はそれを阻止するべく、首を横に振り続けていた。
「………じゃあ、行ってくるね」
「うん…」
まるで、捨てられようとしている子犬のような実陽。
切なく瞳が揺れている。
「できる限り、早く帰るから」
「うん…
…………早く…帰って…来てね…?」
「うん」
(女子か!!)
霞月は頭の中で軽く突っ込みを入れ、小さく手を振って出たのだった。
それなら、実陽にも二日寂しい思いをさせずに済むので。
こんな言い方、失礼ですけど…出たついでと言いますか……」
「あ、もちろん!
こっちがお願いしてるんだし」
「ありがとうございます。
じゃあ…お願いします」
そう言って実陽に「実陽もそれでい?」と言った。
「うん、わかった!」
「でも、トイレで美容室の予約してたの?(笑)霞月」
琢三が聞いてくる。
「あ、いえ。
美容室から連絡があって…
いつもカットしてくれる美容師さんが、明後日なら時間が取れそうだからって。
私、その人じゃないとダメなので…」
「そうゆうことか!
………つか、ちゃんと二人のこと考えてくれてたんだな(笑)」
「え?」
「ううん!」
実陽の言っていた“本当は、誰よりも他人思い”と言うのを思い出し、琢三が微笑んだ。
乃庵も「気にかけてくれて、ありがとう!」と言った。
「やっぱ、るなちゃんは優しいな!」
実陽も微笑むと「だって、実陽にとって大切な親友でしょ?私のせいで、関係を悪くしたくない」と言った。
「大丈夫だ!霞月」
「俺達は、こんなことで悪くなるような関係じゃないから!」
「大丈夫だよ!るなちゃん、ありがとう!」
そして、二日後………
朝少しゆっくりして、霞月が出掛ける準備をしていた。
「るなちゃーん、お願い……!!」
朝からずっと、霞月に懇願中の実陽。
「ダメ!
実陽はお留守番」
実陽が美容室までついて行きたいと言って、霞月に駄々をこねていた。
“美容室まで行ったら、後はちゃんと帰るから”と言っているが、きっと美容室まで行くと、今度は“やっぱり中で終わるのを待ってる”と言い出しかねない。
その後は“アンくんに会って帰る”と言い、最終的には最後までずっと一緒にいそうな気がする。
なんとなく先が想像出来て、霞月はそれを阻止するべく、首を横に振り続けていた。
「………じゃあ、行ってくるね」
「うん…」
まるで、捨てられようとしている子犬のような実陽。
切なく瞳が揺れている。
「できる限り、早く帰るから」
「うん…
…………早く…帰って…来てね…?」
「うん」
(女子か!!)
霞月は頭の中で軽く突っ込みを入れ、小さく手を振って出たのだった。