幼なじみと黒歴史~初心な天使が闇落ちした理由は私です(マンガシナリオ)
#4 同窓会のワナ
〇莉恋の家の外観
〇莉恋の部屋
ベッドに寝転がりながら、SNSアプリのメッセージ画面を見ている莉恋
メッセージに『同窓会のおしらせ』の文字
ギャルアイコンの入力文字「もちろん参加でオケ?」
莉恋「みんなに会いたいけど、ちょっと気まずいな。」
ギャルアイコン「なんで?」
莉恋「今はギャルじゃないし、それに・・・。」
困り顔でスマホに入力するのをためらう莉恋の横顔
莉恋の入力文字「茉生も来る?」
ギャルアイコンの入力文字「来ないって。」
莉恋「一次会だけなら、いいよね。」
ホッとした顏で『OK』の絵文字を入れる莉恋
〇どこかの暗い部屋
正体不明の人物が莉恋の返信を見て、ニヤリとする
〇(回想)小学校の校舎
〇莉恋の教室
小学生時代の莉恋と茉生
腕を前に組んだ茉生が莉恋の席の前に仁王立ち
茉生「莉恋って、天馬とつき合ってるの?」
莉恋「別に・・・なんで?」
茉生「マオね、この前のピアノのレッスンの時に見ちゃったの。」
茉生の顏が曇る
焦る顏の莉恋
茉生「教室の空き部屋で、莉恋が天馬にキスしてるとこ。」
莉恋「あ・・・あれは別に深い意味はなくて。」
焦りながらヘラヘラ笑う莉恋
莉恋「単に好奇心というか、お互いに好きでもないし・・つまり、つき合ってない!」
茉生「つき合っていないのに、莉恋からキスしたの?」
茉生が鼻の頭にシワを寄せて、憎々し気に言葉を吐き出す
茉生「サイッテー。」
莉恋「え。」
茉生「マオが天馬のこと好きなの知ってたよね?」
莉恋「え、え?」
茉生「はー、マジでこんなクズと親友だと思ってた自分に腹が立つわ。」
莉恋「ごめ・・・知らなくて!」
茉生「覚悟しな。ゴミクズなアンタのこと、みんなに言いふらしてやる。」
莉恋「ちょ、待って!」
茉生「みんな聞いて―! この女、底辺のクズなんだけどー・・・!」
莉恋「やめてぇーーー‼」
※(回想)終了
〇ドリンクバーのあるファミレスの外観
〇ファミレスの店内
キョロキョロする莉恋
セミロングの髪の毛先を軽く巻いて、少しメイクをしている。
黒いニットにベージュのトレンチ風ジャンバースカート
女の声(だけ)「莉恋?」
笑顔で振り向いた莉恋 すぐに愕然とする
指定された席には肩を露出したギャル服に身を包んでいる派手なメイクの茉生
莉恋「ウソ・・・!」
茉生「あはは~、ホントに莉恋なんだ。ウケるんだけど、マジで地味子じゃん!」
莉恋(どういうこと?)
茉生「同窓会だと思って来たの?」
莉恋「え?」
茉生「残念でした、ドッキリでーす♪ 転校してからマオのことブロックしたでしょ? ジュナに手伝ってもらうダンドリ考えるの、大変だったんだからぁ♪」
莉恋「・・・私を騙したの?」
茉生「久しぶりなのに、人聞き悪いなー。立ち話もなんだし、とりま座れば?」
スマホ画面を片手に、莉恋の反応を楽しむ茉生
仕方なく茉生の向かいあわせの席に座る莉恋
莉恋「何が目的なの?」
茉生「目がバキバキで怖いって。莉恋、私たち幼なじみじゃない。」
莉恋「そうだっけ?」
茉生「あは、イイ感じでヒエてるね。マオのすきぴが南栄中に転校したから、莉恋に忠告したいだけ。」
莉恋「忠告?」
茉生と天馬のラブラブなプリクラが貼ってあるスマホを見せる茉生
茉生「ハッピーなの、わかるよね? 邪魔しないでよ、昔みたいに。」
莉恋「!」
莉恋が傷ついた顏で立ちあがる。
茉生「天馬は照れ屋だから言わないと思うけど、ウチら、もうつき合って一年になるんだ。ほら、カレってシャイだから、みんなには黙ってって言うワケ。この間のデートの時も・・・。」
莉恋「私は・・・関係ないから!」
莉恋はその場に居られなくなって、店を出る
莉恋と入れ違いに入店した天馬
泣き顔を見られたくなくて、顏を伏せて無言で立ち去る莉恋
茉生の席まで来た天馬が、窓ガラスの外を歩く莉恋に気づく
天馬「え、今の莉恋だった?」
茉生「あの人のこと? 莉恋に似てなくない? 」
〇莉恋の部屋
ベッドに寝転がりながら、SNSアプリのメッセージ画面を見ている莉恋
メッセージに『同窓会のおしらせ』の文字
ギャルアイコンの入力文字「もちろん参加でオケ?」
莉恋「みんなに会いたいけど、ちょっと気まずいな。」
ギャルアイコン「なんで?」
莉恋「今はギャルじゃないし、それに・・・。」
困り顔でスマホに入力するのをためらう莉恋の横顔
莉恋の入力文字「茉生も来る?」
ギャルアイコンの入力文字「来ないって。」
莉恋「一次会だけなら、いいよね。」
ホッとした顏で『OK』の絵文字を入れる莉恋
〇どこかの暗い部屋
正体不明の人物が莉恋の返信を見て、ニヤリとする
〇(回想)小学校の校舎
〇莉恋の教室
小学生時代の莉恋と茉生
腕を前に組んだ茉生が莉恋の席の前に仁王立ち
茉生「莉恋って、天馬とつき合ってるの?」
莉恋「別に・・・なんで?」
茉生「マオね、この前のピアノのレッスンの時に見ちゃったの。」
茉生の顏が曇る
焦る顏の莉恋
茉生「教室の空き部屋で、莉恋が天馬にキスしてるとこ。」
莉恋「あ・・・あれは別に深い意味はなくて。」
焦りながらヘラヘラ笑う莉恋
莉恋「単に好奇心というか、お互いに好きでもないし・・つまり、つき合ってない!」
茉生「つき合っていないのに、莉恋からキスしたの?」
茉生が鼻の頭にシワを寄せて、憎々し気に言葉を吐き出す
茉生「サイッテー。」
莉恋「え。」
茉生「マオが天馬のこと好きなの知ってたよね?」
莉恋「え、え?」
茉生「はー、マジでこんなクズと親友だと思ってた自分に腹が立つわ。」
莉恋「ごめ・・・知らなくて!」
茉生「覚悟しな。ゴミクズなアンタのこと、みんなに言いふらしてやる。」
莉恋「ちょ、待って!」
茉生「みんな聞いて―! この女、底辺のクズなんだけどー・・・!」
莉恋「やめてぇーーー‼」
※(回想)終了
〇ドリンクバーのあるファミレスの外観
〇ファミレスの店内
キョロキョロする莉恋
セミロングの髪の毛先を軽く巻いて、少しメイクをしている。
黒いニットにベージュのトレンチ風ジャンバースカート
女の声(だけ)「莉恋?」
笑顔で振り向いた莉恋 すぐに愕然とする
指定された席には肩を露出したギャル服に身を包んでいる派手なメイクの茉生
莉恋「ウソ・・・!」
茉生「あはは~、ホントに莉恋なんだ。ウケるんだけど、マジで地味子じゃん!」
莉恋(どういうこと?)
茉生「同窓会だと思って来たの?」
莉恋「え?」
茉生「残念でした、ドッキリでーす♪ 転校してからマオのことブロックしたでしょ? ジュナに手伝ってもらうダンドリ考えるの、大変だったんだからぁ♪」
莉恋「・・・私を騙したの?」
茉生「久しぶりなのに、人聞き悪いなー。立ち話もなんだし、とりま座れば?」
スマホ画面を片手に、莉恋の反応を楽しむ茉生
仕方なく茉生の向かいあわせの席に座る莉恋
莉恋「何が目的なの?」
茉生「目がバキバキで怖いって。莉恋、私たち幼なじみじゃない。」
莉恋「そうだっけ?」
茉生「あは、イイ感じでヒエてるね。マオのすきぴが南栄中に転校したから、莉恋に忠告したいだけ。」
莉恋「忠告?」
茉生と天馬のラブラブなプリクラが貼ってあるスマホを見せる茉生
茉生「ハッピーなの、わかるよね? 邪魔しないでよ、昔みたいに。」
莉恋「!」
莉恋が傷ついた顏で立ちあがる。
茉生「天馬は照れ屋だから言わないと思うけど、ウチら、もうつき合って一年になるんだ。ほら、カレってシャイだから、みんなには黙ってって言うワケ。この間のデートの時も・・・。」
莉恋「私は・・・関係ないから!」
莉恋はその場に居られなくなって、店を出る
莉恋と入れ違いに入店した天馬
泣き顔を見られたくなくて、顏を伏せて無言で立ち去る莉恋
茉生の席まで来た天馬が、窓ガラスの外を歩く莉恋に気づく
天馬「え、今の莉恋だった?」
茉生「あの人のこと? 莉恋に似てなくない? 」