「逢いたい」でいっぱいになったなら~私の片想いが終わるとき
二人でソファの前にあるローテーブルに朝食を置いた。
そのまま、美琴は正座をし、深々と頭を下げた。
「昨日はご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした」
「ちょちょちょ、土下座とかなし!土下座するのは俺の方だし」
と慌てるコウさんに、
「それは・・・つまり・・・コウさんが土下座しなくてはならないようなことをしたということ・・・?」
と美琴は頭を上げながら恐々と尋ねた。
「美琴は全く覚えてないの?それとも少しは覚えてるの?」
コウさんに呼び捨てにされ、どきりとした。
呼び捨てにされるような間柄になったということなのだろうか?
とりあえず、そこはスルーして昨夜のことを思い出す。
「えっと・・・お肉がおいしかったとか・・・ワインがおいしいとか・・・お店を出た記憶は・・・・ない感じ・・・です」
「そっか」
「…何があったのでしょう…か?」
コウさんはローテーブルに右肘を付け、口元に手をやり、少し考えているようだった。
この沈黙がいたたまれない・・・。
そう思いながら、コウさんがしゃべり始めるのをじっと待った。
コウさんは視線を戻し、再び美琴の顔をしっかり見て、にっこりと営業スマイルを見せた。
「ざっくり言うと、駅の近くで寝ちゃってここに連れてきて、一緒に寝た!」
「ざっくり過ぎ!」
つい秒で突っ込んでしまった。
コウさんはごめんごめんと謝ると、昨夜のことを話し始めた。
「最初、美琴をソファに寝かせて俺は風呂に入ったんだ。
戻った時には、美琴は床に落ちてて。そのまま寝てて」
コウさんは思い出してくすくすと笑っている。
「その後、ベッドまで運んだら美琴が起きたんだ。
俺を見てくる美琴は、すごくかわいくて・・・。
で、キスして、服を脱がせて。
さあこれからいろいろしようって時に、寝ちゃった」
「い・・・いろいろ・・・?」
「そ。いろいろ。
でも俺がいろいろする前に美琴、いびきかいて寝ちゃった。ぷっはははははは!」
「ちょっと!なんで爆笑してるんですか!?」
「はっはっはっはっ!ごめんごめん思い出しちゃってー!」
「思い出し笑いできるようなネタ、何一つないですけど?」
「いやいや」
言いながら鼻をすっと擦ってこっちを見るコウさんが、少し色っぽくててドキッとしてしまった。
「ベッドに運んだら美琴はね、なんだか、もう、かなり色っぽかったんだよ。
俺のTシャツを少し摘まむとことかかわいいし。
あーこれって誘われてるよなーて思ったらさあ・・・・」
あ‥‥。これ、やっちゃった、私…。凹む…。
「あはははは!『ぐーぐー』いびきかき始めちゃって!はははは!」
はあ!?!?
思い出し爆笑のコウさんにいろいろ驚きが止まらない!
「いびき!?しかも「ぐーぐー」?本当に?!」
「本当、本当。こんなかわされ方初めて!」
「もうやだ!恥ずかしすぎる!」
「いや、もう。本当にかわいかったよ!あははははは!」
「かわいいって言いながら笑ってるじゃん!」
からから笑っているコウさんを見ていたら、こっちまでおかしくなってきて、二人で笑いが止まらなくなってしまった。
「「ふうー」」
二人で一通り笑い終わって、息を吐いた。
私は、いろいろはしなかったんだと寂しく思った。
…‥…ん?
んんん!?
なんかちょっと今、残念って思っちゃった?
いやいや。まずいでしょ、私。
なに考えてるんだー!
と一人頭の中はヒートアップしていた。
「ねえ美琴」
コウさんが優しく呼んだ。
そして、私を見つめながら少しずつ近づいた。
「?」
私は小首をかしげた。
「俺と付き合わない?」
そのまま、美琴は正座をし、深々と頭を下げた。
「昨日はご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした」
「ちょちょちょ、土下座とかなし!土下座するのは俺の方だし」
と慌てるコウさんに、
「それは・・・つまり・・・コウさんが土下座しなくてはならないようなことをしたということ・・・?」
と美琴は頭を上げながら恐々と尋ねた。
「美琴は全く覚えてないの?それとも少しは覚えてるの?」
コウさんに呼び捨てにされ、どきりとした。
呼び捨てにされるような間柄になったということなのだろうか?
とりあえず、そこはスルーして昨夜のことを思い出す。
「えっと・・・お肉がおいしかったとか・・・ワインがおいしいとか・・・お店を出た記憶は・・・・ない感じ・・・です」
「そっか」
「…何があったのでしょう…か?」
コウさんはローテーブルに右肘を付け、口元に手をやり、少し考えているようだった。
この沈黙がいたたまれない・・・。
そう思いながら、コウさんがしゃべり始めるのをじっと待った。
コウさんは視線を戻し、再び美琴の顔をしっかり見て、にっこりと営業スマイルを見せた。
「ざっくり言うと、駅の近くで寝ちゃってここに連れてきて、一緒に寝た!」
「ざっくり過ぎ!」
つい秒で突っ込んでしまった。
コウさんはごめんごめんと謝ると、昨夜のことを話し始めた。
「最初、美琴をソファに寝かせて俺は風呂に入ったんだ。
戻った時には、美琴は床に落ちてて。そのまま寝てて」
コウさんは思い出してくすくすと笑っている。
「その後、ベッドまで運んだら美琴が起きたんだ。
俺を見てくる美琴は、すごくかわいくて・・・。
で、キスして、服を脱がせて。
さあこれからいろいろしようって時に、寝ちゃった」
「い・・・いろいろ・・・?」
「そ。いろいろ。
でも俺がいろいろする前に美琴、いびきかいて寝ちゃった。ぷっはははははは!」
「ちょっと!なんで爆笑してるんですか!?」
「はっはっはっはっ!ごめんごめん思い出しちゃってー!」
「思い出し笑いできるようなネタ、何一つないですけど?」
「いやいや」
言いながら鼻をすっと擦ってこっちを見るコウさんが、少し色っぽくててドキッとしてしまった。
「ベッドに運んだら美琴はね、なんだか、もう、かなり色っぽかったんだよ。
俺のTシャツを少し摘まむとことかかわいいし。
あーこれって誘われてるよなーて思ったらさあ・・・・」
あ‥‥。これ、やっちゃった、私…。凹む…。
「あはははは!『ぐーぐー』いびきかき始めちゃって!はははは!」
はあ!?!?
思い出し爆笑のコウさんにいろいろ驚きが止まらない!
「いびき!?しかも「ぐーぐー」?本当に?!」
「本当、本当。こんなかわされ方初めて!」
「もうやだ!恥ずかしすぎる!」
「いや、もう。本当にかわいかったよ!あははははは!」
「かわいいって言いながら笑ってるじゃん!」
からから笑っているコウさんを見ていたら、こっちまでおかしくなってきて、二人で笑いが止まらなくなってしまった。
「「ふうー」」
二人で一通り笑い終わって、息を吐いた。
私は、いろいろはしなかったんだと寂しく思った。
…‥…ん?
んんん!?
なんかちょっと今、残念って思っちゃった?
いやいや。まずいでしょ、私。
なに考えてるんだー!
と一人頭の中はヒートアップしていた。
「ねえ美琴」
コウさんが優しく呼んだ。
そして、私を見つめながら少しずつ近づいた。
「?」
私は小首をかしげた。
「俺と付き合わない?」