「逢いたい」でいっぱいになったなら~私の片想いが終わるとき

不思議な関係

宣言とは違って、コウさんが私を抱きつぶすことはなかった。
キスすらしなかった。



コウさんの家に行った私は、お酒を飲み、おしゃべりをし、映画を見た。
めちゃくちゃ怖いホラーと笑えるコメディと泣けるヒューマンドラマ。


ホラー映画の幽霊にびびっていると、コウさんが膝の間に入れてくれた。
背中に触れるコウさんの胸板や包んでくる腕にどきどきするのも束の間、襲ってくるおばけが怖すぎてそれどころではなくなっていた。


そして、気が付くと、ソファで寄り添うように眠っていた。


「変な姿勢で寝たから体が痛い」
と二人でぶつぶつ言いながら、朝食を食べた。



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