「逢いたい」でいっぱいになったなら~私の片想いが終わるとき
甘いキス【苦いコウさんの話】
俺の家に着いた。
玄関を入って鍵をしめる。
美琴を抱きしめて、キスして、めちゃくちゃにしたい。
そんな衝動に駆られる自分をぐっと抑え込む。
不安そうな顔をした美琴の手を引く。
靴を脱ぎ、揃える時間すら惜しいなんていつぶりだろう。
寝室のドアを閉め、美琴を見つめる。
美琴も俺を見つめ返してくれる。
暗い室内に入り込む外からの光。
美琴の瞳が反射してキラキラと輝いた。
逸らさない瞳に誘われるようにキスをする。
優しく触れるキス。
好きな美琴とするキスは蕩けそうなくらいに甘くて、甘過ぎて、狂いそうになる。
俺の衝動に任せて壊れたりしないように、大事にそっと抱きしめる。
恐がらせないように、壊さないようにそっと口づける。
ゆっくりとベッドに横にする。
次第に深まっていくキス。
ーーー着信音が響いた。
美琴の鞄から鳴るその音に、美琴がピクッと反応を示す。
無視させる。
深くなる口づけ。
舌が絡まる。
キスしながらパーカーを脱いだ。
ーーー再び着信音が鳴った。
キスしながらボタンを外して服を脱がせた。
美琴が俺のシャツの中に手を入れる。そして背中に手を回して撫でられる。
その感触にぞわりとした。
もう止められないし、止まりたくない。
深くなるキスに呼吸が乱れる。
ーーー少しして3度目の着信音。
・・・・・・・。
俺は唇を離した。
唇の代わりに額をつけた。
至近距離で視線が絡む。
乱れた呼吸音が着信音と重なる。
美琴をぎゅっと抱きしめて、ポンポンと背中を数回叩いた。
落ち着くわけもない高ぶりを無理やり落ち着かせる。
背中を撫でながら、
「出ようか、電話」
と言った。
美琴は肩で息をしながら小さく頷いた。
「ごめんな…さい」
そう言ってベッドから降りた美琴は、床に転がったスマホの所へ行った。
鞄から飛び出したスマホは自分の居場所を教えるかのように、チカチカと点滅していた。
隣にはペットボトルが転がり出ている。
美琴はペットボトルを眺めた後、スマホと一緒にそれを拾って、床に座り込んだ。
手にはスマホが握られている。
スマホの画面を見つめたままの美琴は
「く……」
と小さな声を上げた。
小さく丸まる背中。
震える肩。
ああ。男からの電話か。
メッセージが届いたことを知らせる短い音がなった。
着信の後はメッセージか。
しつこい男だな。
まあ、俺がいたんじゃ電話もできないか。
はあぁ。
小さく溜息をついた。
脱いだばかりのパーカーを美琴の素肌に掛けた。
部屋を出てドアを閉めた。
美琴をあんなに泣かせる男が羨ましいと嫉妬してしまう。
そして、願う。
俺に惚れてくれと。
玄関を入って鍵をしめる。
美琴を抱きしめて、キスして、めちゃくちゃにしたい。
そんな衝動に駆られる自分をぐっと抑え込む。
不安そうな顔をした美琴の手を引く。
靴を脱ぎ、揃える時間すら惜しいなんていつぶりだろう。
寝室のドアを閉め、美琴を見つめる。
美琴も俺を見つめ返してくれる。
暗い室内に入り込む外からの光。
美琴の瞳が反射してキラキラと輝いた。
逸らさない瞳に誘われるようにキスをする。
優しく触れるキス。
好きな美琴とするキスは蕩けそうなくらいに甘くて、甘過ぎて、狂いそうになる。
俺の衝動に任せて壊れたりしないように、大事にそっと抱きしめる。
恐がらせないように、壊さないようにそっと口づける。
ゆっくりとベッドに横にする。
次第に深まっていくキス。
ーーー着信音が響いた。
美琴の鞄から鳴るその音に、美琴がピクッと反応を示す。
無視させる。
深くなる口づけ。
舌が絡まる。
キスしながらパーカーを脱いだ。
ーーー再び着信音が鳴った。
キスしながらボタンを外して服を脱がせた。
美琴が俺のシャツの中に手を入れる。そして背中に手を回して撫でられる。
その感触にぞわりとした。
もう止められないし、止まりたくない。
深くなるキスに呼吸が乱れる。
ーーー少しして3度目の着信音。
・・・・・・・。
俺は唇を離した。
唇の代わりに額をつけた。
至近距離で視線が絡む。
乱れた呼吸音が着信音と重なる。
美琴をぎゅっと抱きしめて、ポンポンと背中を数回叩いた。
落ち着くわけもない高ぶりを無理やり落ち着かせる。
背中を撫でながら、
「出ようか、電話」
と言った。
美琴は肩で息をしながら小さく頷いた。
「ごめんな…さい」
そう言ってベッドから降りた美琴は、床に転がったスマホの所へ行った。
鞄から飛び出したスマホは自分の居場所を教えるかのように、チカチカと点滅していた。
隣にはペットボトルが転がり出ている。
美琴はペットボトルを眺めた後、スマホと一緒にそれを拾って、床に座り込んだ。
手にはスマホが握られている。
スマホの画面を見つめたままの美琴は
「く……」
と小さな声を上げた。
小さく丸まる背中。
震える肩。
ああ。男からの電話か。
メッセージが届いたことを知らせる短い音がなった。
着信の後はメッセージか。
しつこい男だな。
まあ、俺がいたんじゃ電話もできないか。
はあぁ。
小さく溜息をついた。
脱いだばかりのパーカーを美琴の素肌に掛けた。
部屋を出てドアを閉めた。
美琴をあんなに泣かせる男が羨ましいと嫉妬してしまう。
そして、願う。
俺に惚れてくれと。