苦くも柔い恋
「和奏、顔隠すな」
「ッや、…んん——ッ、イっ」
「…ん、イッとけ」
「ッ…や、ああー……ッ!」
びくりと和奏の身体が大きく弓なりにしなり、高い声が上がる。
その時指を包み込んでいた膣がうねり、それは彼女が絶頂したことを意味していた。
快感の余韻に浸っている和奏は顔を横に逸らして肩を揺らしながら呼吸をしており、あまりの愛しさにどうしてもキスをしたくなった千晃は無理矢理顔を自身へ向け唇を貪った。
その間も内壁を撫でる指は動きは止めない。
舌を絡めとるたびにキュウと指を締め付けてくる和奏にいよいよ己の限界を感じた。
「和奏…そろそろ、挿れたい」
直接的な物言いになったのはもう余裕がとうに失われていたからだ。
情けない事に頭の中は和奏を直で感じたいとそればかりで、獣のようでみっともないと思うのに止められなかった。
和奏は一瞬目を開いたが、すぐに恥ずかしそうにしながらも優しく微笑んだ。