苦くも柔い恋
了と捉えた千晃は下肢を纏うものを剥ぎ取り、手早く避妊具をつけて濡れた秘部へと当てがった。
何度か上下へ滑らせた後、中へと押し進もうとすればその圧倒的な質量に和奏の顔が苦痛に歪んだ。
「…痛いか」
「いっ…たく、なく、ない」
「どっちだよ」
千晃の困ったような顔に、和奏は目の前の身体に縋り付く。
「だって…痛いって言ったら、千晃やめちゃうでしょ…」
「……」
「私、頑張るから…やめないで」
せっかくここまできたのだ。
やっと千晃と向き合えて、ちゃんと心が通じ合って、身体も求めてもらえた。
初めてなのだ、痛いことなんて十分覚悟の上だった。
けれどどんなに痛くても辛くても、どうしても千晃を感じていたかった。