苦くも柔い恋
「和奏…ほんとお前、」
千晃の顔が泣きそうに歪んだかと思った刹那、そのままぐっと勢いよく推し進められた。
「〜ッ、ぅ…っ」
ビリビリ、ズキズキ。もう一体どう表現していいか訳のわからない激しい痛みに必死で耐えていると、それまで中を押し広げていたものが動きを止め、千晃の荒い吐息が聞こえてきた。
「っは、和奏…っ」
千晃は目を閉じ、必死に何かを耐えているような顔をした。
言うなれば、快感。
それを必死に押し留めているような顔。
痛いばかりで何が良いのかさっぱり分からない行為だけど、余裕がなくていっぱいいっぱいになっている千晃の顔を見るだけで嬉しくてたまらなかった。
日比谷千晃にこんな顔をさせるのは世界でただ1人自分だけなのだと思うと、それだけで幸せな気持ちになれた。
「和奏、悪い…俺…っ」
「…う、ん、いいよ。大丈夫」