エリート御曹司の溺愛に甘く蕩かされました
私の言葉に、御堂課長が納得したように頷く。
「一月の誕生石はガーネットだったな」
「はい。こんな可愛い色のガーネットもあるなんて、知りませんでした。何だか縁を感じます」
「そうだな。誕生石はお守りになるから、君が持つには良いだろう。試しに着けてみたらどうだ」
店員さんがテキパキとショーケースからブレスレットを取り出す。直接目にすると、石の輝きが増したように見える。
恐る恐る左腕を差し出して、店員さんにブレスレットを着けてもらった。
「素敵……!」
シンプルなデザインのブレスレットは、私の手首にしなやかに馴染んだ。間近で見ようと腕を顔の前まで持ってくると、動きに合わせて石とチェーンがキラキラと繊細な光を放つ。
店員さんが石の持つ意味を説明してくれた。
「ロードライトガーネットは、ご自身の秘めた力を引き出す石と言われていますよ」
「秘めた力ですか。私にもあればいいな」
「それと、大切な人との関係を深める石でもあります。恋人からの贈り物にもぴったりですね」
「えっ?」
私と御堂課長を交互に見て、笑みを深める店員さん。
うわぁ、私たちが恋人同士だって思われちゃってるよ!! 御堂課長が「彼女へのプレゼント」って言ったから、仕方のないことだけど……。
御堂課長は店員さんの勘違いを穏やかな笑顔で受け止めると、
「ああ、そうだな。彼女の好みに合うプレゼントが見つかって良かった。会計を頼む」
サラッとそう言ってのけた。
「!?」
驚く私をよそに、御堂課長は財布を取り出すとカードで支払ってしまった。
「一月の誕生石はガーネットだったな」
「はい。こんな可愛い色のガーネットもあるなんて、知りませんでした。何だか縁を感じます」
「そうだな。誕生石はお守りになるから、君が持つには良いだろう。試しに着けてみたらどうだ」
店員さんがテキパキとショーケースからブレスレットを取り出す。直接目にすると、石の輝きが増したように見える。
恐る恐る左腕を差し出して、店員さんにブレスレットを着けてもらった。
「素敵……!」
シンプルなデザインのブレスレットは、私の手首にしなやかに馴染んだ。間近で見ようと腕を顔の前まで持ってくると、動きに合わせて石とチェーンがキラキラと繊細な光を放つ。
店員さんが石の持つ意味を説明してくれた。
「ロードライトガーネットは、ご自身の秘めた力を引き出す石と言われていますよ」
「秘めた力ですか。私にもあればいいな」
「それと、大切な人との関係を深める石でもあります。恋人からの贈り物にもぴったりですね」
「えっ?」
私と御堂課長を交互に見て、笑みを深める店員さん。
うわぁ、私たちが恋人同士だって思われちゃってるよ!! 御堂課長が「彼女へのプレゼント」って言ったから、仕方のないことだけど……。
御堂課長は店員さんの勘違いを穏やかな笑顔で受け止めると、
「ああ、そうだな。彼女の好みに合うプレゼントが見つかって良かった。会計を頼む」
サラッとそう言ってのけた。
「!?」
驚く私をよそに、御堂課長は財布を取り出すとカードで支払ってしまった。