エリート御曹司の溺愛に甘く蕩かされました
店員さんが会計と包装のために後方へと引っ込んだのを見計らって、私は小声で彼に戸惑いを伝える。
「み、御堂課長。あのブレスレット、買っちゃっていいんですか? 高価な物なのに。経費では落とせないですよ?」
震える声の私にも、御堂課長は動じない。
「会社の経費を使えるわけがないだろう。きちんと俺の金から支払ったから、そんなに不安そうな顔をするな」
「えっ、課長のお金を!?」
私はついに大きな声を出してしまった。がらんとした店内に自分の声が響き、私はパッと手で口を押さえる。もう遅いけど。
「すみません、本当に買うんだとは思ってなくて。ブレスレットの代金は、私の来月のお給料から天引きしておいてください」
手を口から離しながらモゴモゴと頼むと、御堂課長は面白そうにクスクスと笑みを零した。
「俺にそんな権限はない。それより、分かったか?」
「え?」
「ずっと身に着けたいアクセサリーを選ぶ気持ち。俺たちがこれからお客様に提供しようとしているのは、一生もののブライダルリングだ。今、藤島さんが感じた喜びを企画にも活かしてほしい」
そうか。御堂課長はこの気持ちを教えたかったんだ。
自分の一生の宝物になってくれる素敵なアクセサリーを、大切な人と一緒に選ぶ幸せな気持ち。
居心地の良い空間で、たくさんの輝きに囲まれて、私の心は華やいだ。
Ange Premierのお客様にも、今の自分と同じ気持ちになってもらいたい。
私の考えた企画が、その助けとなれるのなら。
「み、御堂課長。あのブレスレット、買っちゃっていいんですか? 高価な物なのに。経費では落とせないですよ?」
震える声の私にも、御堂課長は動じない。
「会社の経費を使えるわけがないだろう。きちんと俺の金から支払ったから、そんなに不安そうな顔をするな」
「えっ、課長のお金を!?」
私はついに大きな声を出してしまった。がらんとした店内に自分の声が響き、私はパッと手で口を押さえる。もう遅いけど。
「すみません、本当に買うんだとは思ってなくて。ブレスレットの代金は、私の来月のお給料から天引きしておいてください」
手を口から離しながらモゴモゴと頼むと、御堂課長は面白そうにクスクスと笑みを零した。
「俺にそんな権限はない。それより、分かったか?」
「え?」
「ずっと身に着けたいアクセサリーを選ぶ気持ち。俺たちがこれからお客様に提供しようとしているのは、一生もののブライダルリングだ。今、藤島さんが感じた喜びを企画にも活かしてほしい」
そうか。御堂課長はこの気持ちを教えたかったんだ。
自分の一生の宝物になってくれる素敵なアクセサリーを、大切な人と一緒に選ぶ幸せな気持ち。
居心地の良い空間で、たくさんの輝きに囲まれて、私の心は華やいだ。
Ange Premierのお客様にも、今の自分と同じ気持ちになってもらいたい。
私の考えた企画が、その助けとなれるのなら。