エリート御曹司の溺愛に甘く蕩かされました
征士さんとのディナーを楽しんだ後、私は少しお酒に酔ってしまった。シャンパンやワインが美味しくて、いつもよりお酒が進んだせいだ。
「すみません、私ばっかり飲んでしまって」
征士さんの車に乗り込み、運転席の彼に謝る。車の運転をする征士さんは、お酒を口にしていない。
「気にすることではないさ。少し風に当たろうか」
そう言って、征士さんが連れて行ってくれたのは、お台場の海を望む小さな公園だった。
車を近くの駐車場に停めて、海沿いの公園へと足を踏み入れる。ベンチに並んで腰掛けると、潮風が酔いで火照った頬を撫でた。遠くにはライトアップされたレインボーブリッジが見える。
「夜風が気持ち良いですね。酔い覚ましになります」
「それは良かった」
隣に座る征士さんも、仕事中に比べると寛いでいる様子だ。
忙しくて疲れているだろうに、それを微塵も感じさせない。いつも優しくて頼りになる、私の理想の恋人。
「乃愛?」
気付けば無言でいた私に、征士さんが声を掛ける。
「あ、すみません。ぼーっとしちゃって」
「気分が悪いのか?」
「えっ、それは全然。元々、ほろ酔い程度だったので」
「そうか。暗い顔をしているように見えたから」
「それは……」
言い淀む私に、征士さんは穏やかな調子で言った。
「無理に聞こうとは思わないが、もし、俺に話して楽になるのなら、気を遣わずに話してくれると嬉しい」
そう言われて、心の奥にある気持ちが口からするりと滑り出た。
「私、自分に自信がないんです」
「そうか」
こんなこと、征士さんに言ったって迷惑になるのは分かってる。だけど、彼が優しく聞いてくれるから、続きを話してしまう。
「すみません、私ばっかり飲んでしまって」
征士さんの車に乗り込み、運転席の彼に謝る。車の運転をする征士さんは、お酒を口にしていない。
「気にすることではないさ。少し風に当たろうか」
そう言って、征士さんが連れて行ってくれたのは、お台場の海を望む小さな公園だった。
車を近くの駐車場に停めて、海沿いの公園へと足を踏み入れる。ベンチに並んで腰掛けると、潮風が酔いで火照った頬を撫でた。遠くにはライトアップされたレインボーブリッジが見える。
「夜風が気持ち良いですね。酔い覚ましになります」
「それは良かった」
隣に座る征士さんも、仕事中に比べると寛いでいる様子だ。
忙しくて疲れているだろうに、それを微塵も感じさせない。いつも優しくて頼りになる、私の理想の恋人。
「乃愛?」
気付けば無言でいた私に、征士さんが声を掛ける。
「あ、すみません。ぼーっとしちゃって」
「気分が悪いのか?」
「えっ、それは全然。元々、ほろ酔い程度だったので」
「そうか。暗い顔をしているように見えたから」
「それは……」
言い淀む私に、征士さんは穏やかな調子で言った。
「無理に聞こうとは思わないが、もし、俺に話して楽になるのなら、気を遣わずに話してくれると嬉しい」
そう言われて、心の奥にある気持ちが口からするりと滑り出た。
「私、自分に自信がないんです」
「そうか」
こんなこと、征士さんに言ったって迷惑になるのは分かってる。だけど、彼が優しく聞いてくれるから、続きを話してしまう。