100日後、キミのいない世界で生きていく
まさか体育祭の競技まですっぽかすなんて。
「私、ちょっと探してくるよ」
あんなやつほっときなよ、と言う二人にそれでも莉久に喝を入れなくてはと探しにいく。
わっと歓声の起こる校庭を背に、誰もいない廊下をテクテクと歩いていく。
なんとなく莉久なら人気のない場所にいると思って校舎に入ってみたけど、さっきまで体育祭の騒がしさの中にいたからかいつもよりも静かで寂しく感じる。
みんなは莉久の猫のように気まぐれな性格をもう諦めているけど、ここはガツンと友達である私が代表して説教をしないといつまで経っても変わらない。
私が莉久を変えてあげるんだ!
そう意気込んでいると、ガタンと誰もいないはずの教室から物音が聞こえてきた。
きっと莉久だ。
「こら、莉久!まーたサボって…」
勢いよく中に入ると、上半身下着姿の女の先輩とその先輩の胸に手を当てながらちょうどキスをしようとしていた莉久がぎょっとしたように私を見てきた。
「な、陽菜乃…!?」
「私、ちょっと探してくるよ」
あんなやつほっときなよ、と言う二人にそれでも莉久に喝を入れなくてはと探しにいく。
わっと歓声の起こる校庭を背に、誰もいない廊下をテクテクと歩いていく。
なんとなく莉久なら人気のない場所にいると思って校舎に入ってみたけど、さっきまで体育祭の騒がしさの中にいたからかいつもよりも静かで寂しく感じる。
みんなは莉久の猫のように気まぐれな性格をもう諦めているけど、ここはガツンと友達である私が代表して説教をしないといつまで経っても変わらない。
私が莉久を変えてあげるんだ!
そう意気込んでいると、ガタンと誰もいないはずの教室から物音が聞こえてきた。
きっと莉久だ。
「こら、莉久!まーたサボって…」
勢いよく中に入ると、上半身下着姿の女の先輩とその先輩の胸に手を当てながらちょうどキスをしようとしていた莉久がぎょっとしたように私を見てきた。
「な、陽菜乃…!?」