不実な自由
だが、一也くんはここで思いもよらない言葉を発した。「ぼく、なっちゃんと結婚する」「えっ」私は幼心に強いショックを受けた。私にはもうとう、そんな気あるはずがない。このことがあとあと私の心に小さな傷を残した。
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