不実な自由
その頃、私は全然「恋」などというものは縁遠かった。まわりはあの子がすきとか、どうやって告白しようとか毎日がそんな話ばかりだった。私はたぶん気付かないふりをしてたんだと思う。

昼休み、遊びから帰ってくると私のタオルを必ず催促するむらっちに私はタオルを毎日貸した。これって普通、彼女がすることじゃない?って思っていた。
そんな複雑な気持ちをだいたまま、私達は三年生に進級した。
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