あれからの僕達が。
「おおー。
相変わらずラブラブだねー。」


突然にそんな声が響いた。


「見てる分には楽しいんだけどねー。
ミキちゃんってば、相変わらず大胆だよねー。」


こ、この声はっ!


「こ、こ、小林さんっ?」


高校のクラスメイトだった女の子の名前を、僕はどもりながら呼ぶ。


「んー。
おはよ。
どーでもいいけど、次の3コマ目は必修だよー?
大地くん、出なくていいの?」


緑風の膝の上で抱き締められてしまっている僕を目撃しながら、まったく動じることなく小林さんは、それだけ告げると、あっさりじゃあまたね、とにこやかに去っていった。
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