思い出は、父の拳の暖かさ ☆Kingの召還☆

タクシーに乗り込んで、実家前を通ろうとしていた時に、携帯が鳴りました。



『アンタ出た後で急変したって。』



姉を拾い(笑)Uターン。



間に合わなかった二人。



おばちゃんが言う。


『帰るって言って、間もなく呼吸がおかしくなってきたっけよ?』



『追ってったんだなぁ…』


おばちゃんと、私が見た、父の涙。



母は、気が付かなかったと言う。



おとーちゃん、



痛いの、終わったよ?



ご飯も、お水も、好きなだけ食べたり飲んだり



タバコも吸えるよ?



父の手を握ると



握り返した気がした。



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