君がくれた初恋

クラスに行く前に部屋寄っていってもう少し整理を進めようと思ったけど、断念。


予定していた電車にギリギリで間に合い、ひと安心。


けれど今日の時間割を思い返して絶望。


一時間目から体育だ。


こんなに1日分ぐらいの体力使いきるんじゃなかったー


はあっとあくびかため息かわからない息をついたとき、スカートに違和感を感じた。


満員電車。スカート。手。


痴漢だっ。


私は叫ぼうとしたけど、怖くて手を掴むこともできず震えていた。


気持ち悪い。手はどんどん侵入してきてとうとう股間をなぞられた。


涙が滲み始めた時だった。

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