俺の彼女は高校教師
まったくもって暢気なもんだ。 俺はこうして今日も香澄に付き合っているのでありまーす。
とか言いながら本当は喜んでるんだろう? そう思ってるよね? そこのあなた。
俺さあこんなピラニア饅頭みたいな女は嫌いなんだけど、、、。 「ねえねえ弘明君 高橋先生とはどうなの?」
甘い声で香澄が聞いてきた。 「どうなのって何なんだよ?」
「うまくやってるのかなあ?って心配なの。」 「お前が心配するほど進んでもねえから安心してくれ。」
「へえ、高橋先生って友達でもなかったんだ。 可哀そう、、、。」 「だからさあ、どうしたらそういう発想になるんだよ?」
「だって高橋先生にずーーーーーーっと無視されてるじゃない。 なんか怒らせるようなことでもしたの?」 「何にもしてねえけど。」
「何も無いんだったらあそこまで無視したりしないよなあ。」 そう言いながら饅頭みたいなその顔を近付けてくるのであーる。
俺は思わず吹き出してしまった。 「汚いなあ。 唾飛ばさないでよ。」
「お前が近付いてくるから悪いんだよ。」 「またまた私のせい?」
「そう。 お前は飽きもしないトラブルメーカーなんだからな。」 「弘明君だってそうじゃない。 ひどーーーーい。」
ホームの真ん中で香澄が泣きだしたもんだからさあ大変。 まったくもう、、、。
柱の陰にまで連れて行った香澄をそっと抱いてやりました。 何でこうなるのさ?
肩に顔を埋めて泣きはらしております。 ドラマじゃないんだからさあ、、、。
駅員もどっか不思議そうな眼で通り過ぎていきました。 チーン。
「そろそろ電車が来るんだけど、、、。」 「もっとこうしていたい。」
「じゃあさあ太一郎にでもやってもらったら?」 「やだ。 あんな土管。」
「土管?」 「あの人って柔道やってるわよねえ? 投げられたくないからいいわ。」
「じゃあ和之は?」 「あんなモヤシは頼りにならないからいいわ。」
「じゃあ律子は?」 「頭でっかちだからいいわ。」
「言ったなあ。 お前。」 「え? なになに?」
「律子は頭でっかちだから嫌だって。」 「ワワワワワワ、冗談やめてよ。」
「言い付けてやろうかなあ?」 「勘弁勘弁。 おとなしくしてるから許して。」
またまた香澄はお地蔵様に手を合わせるのである。 「俺、仏様じゃないんだけど。」
「今は立派な仏様よ。 律子には言わないで。」 「分かった分かった。 しゃあねえな。」
「しょうがねえなんて言わないでよ。 彼女が真剣にお願いしてるんだから。」 「はいはい どうもどうも。」
「まったく、、、。」 そこへ帰りの電車が入ってきた。
なぜか香澄を抱き締めた温盛が腕に残っているんだ。 ちきしょうめ、忘れられねえじゃねえか。
当の香澄は俺の隣でスマホを開いてる。 (何をしてるんだろう?)
覗こうとしたら閻魔顔で睨んできた。 そんなもんだから窓の外に目をやる。
「雨が降りそうだなあ。」 「え? 雨? 傘なんか持ってきてないわよ。」
「知るか。」 「ああ、彼女がびしょ濡れになってもいいのね?」
「いいんじゃないっすか? 俺をさんざん虐めた罰に。」 「ひどーーーい。 そこまで馬鹿にするのね? 恨んでやる。」
「その顔でか?」 「いや、だから、その、、、。」
言い合ってる間に電車は駅に着いた。 「さて降りるか。」
「え? 弘明君はもっと先でしょう?」 「いいから降りるぞ。」
俺は不思議そうな香澄を急かしながら電車を降りた。 そして売店で傘を買った。
「ほら、お前も入れよ。」 「いいの?」
「悪かったらこのまま帰るけど、、、。」 「いやいやいや、ありがとう。」
(大きめのやつを買って正解だったな。) ってなわけで取り敢えず一時の相合傘なんです。
何年ぶりだろうなあ? 香澄と相合傘なんて、、、。
だからってくっ付いてくるなよ、、、。 警戒していたらくっ付いてきやがった。
そのままで魚屋まで歩いて行く。 香澄はどっか夢見気分らしい。
「嬉しいなあ。 彼氏に送ってもらえるなんて、、、。」 「友達ですけど、、、。」
「今だけでいいから彼氏になって。」 「都合良過ぎるだろう。」
「いいの。 私なんだから。」 「勝手なやつ。」
「何ですって? 勝手なやつ?」 「角が出てきたねえ。 傘貰おうか?」
「やだやだやだ。 おとなしくするからもうちょっとだけ。」 「まったく、、、。」
そんなわけで賑やかに喋りながら魚屋までやってきた。 「おやおや? 香澄はいいなあ。」
珍しくお父さんが店の前に立っている。 「雨が降ってるから迎えに行こうかと思ってたんだ。 良かった。」
「どうもすいません。」 「いやいや、香澄が世話になっちゃったねえ。」
俺が帰ろうとすると「まあ、これでも持って行ってよ。」ってお父さんがイカの捌いたやつを持たせてくれた。 (まただぜ、、、。)
家に帰ると母ちゃんはまだまだ帰っていない様子。 冷蔵庫にイカを放り込んで二階へ上がる。
「ちっとはのんびりするか。」 そう思って床に寝転がるとスマホが鳴った。
「誰だろう?」 出てみると香澄である。
「今日はさあ、ありがとねえ。 明日にでもまた遊びに来ない?」 「明日?」
「そうそう。 また一緒にご飯食べたいんだって。」 「忙しいからなあ。」
「何もやってないでしょう?」 「そんなことねえよ。 馬鹿。」
「ワ、また馬鹿にした。 言い付けてやるぞーー。」 「いいのか? 律子に言い付けてやるぞ。」
「ワワワワ、それはやめて。」 「だろう? だったら、、、。」
「分かった。 分かったから。」 香澄の電話を切ると俺はまた床に寝転がった。
「弘明ーーーー! ご飯だよーーーーー!」 母ちゃんの声が聞こえる。
寝ぼけた顔で下りていくと、、、。 「あんたまた魚屋に行ったの?」
「雨が降ってたし香澄も傘を持ってなかったからさ、、、。」 「それでか。 いいイカが入ってたからさあ、驚いちゃった。」
「あいつのお父さんがくれたんだよ。」 「だから今夜はイカフライを作ったわよ。」
「弘明もやるもんだなあ。」 父さんが感心したように言ってくる。
「そんな大げさなことはしてないよ。」 「やっぱりお前、香澄ちゃんが好きなんだろう? 結婚しちゃいなよ。」
「そこまでは無いってば。」 「まあいいじゃん。 付き合っちゃえよ。」
「昔のお父さんみたいねえ。」 「何が?」
「お父さんだって「あいつは友達なんだ。」って言い張って言い張って、それでも押し切れなくなって結婚したのよね。」 「そうなのか。」
イカフライを食べながら未来の俺が見えたような気がした。
さてさて4月も中旬を過ぎましてもうすぐゴールデンウィークですよーーーー。 とはいっても何の予定も無いんだよなあ。
父さんも母ちゃんも忙しそうだし姉ちゃんは旅行で北海道にまで飛んで行ってるし、、、。 俺は一人なんだ。
まあいいけどさあ。 こんな時に香澄が入ってきたら大変だぞーー。
「結婚するんだから練習しないとねえ。」なんて言い始めたら本気で終わってしまう。 あいつならやりかねないからなあ。
そんなことを考えながら駅を降りると律子が飛んできた。 「ねえねえ、香澄と何をやったの?」
「は? いつも通りだけど、、、。」 「なんかさあ、弘明君に相手してもらえないって言ってたんだけど、、、。」
「そんなことねえよ。 いつも通り相手をさせてもらってますが、、、。」 「そうなの? 電話で泣いてたんだけどなあ。」
「へえ。 律子はどうだって聞いたら「あんなの頭でっかちだから嫌だ。」って言ってたんだけどなあ。」 「そんなこと言ったの? 本当でしょうね?」
「本当のことでございますよ。 お嬢様。」 そこへ香澄が走ってきた。
「あらあら香澄ちゃん よく言ってくれたわねえ?」 「へ? 何を?」
「あたしのこと 頭でっかちだから嫌なんだってねえ?」 「ワワワワ、ごめんごめん。 謝るから許してよ。」
「今日一日は許しません。」 「お願いお願いお願い。」
「ダメダメ。 二度と言わないって約束するまで許しませんから。」 そう言って律子は走って行ってしまった。
「言ったわね?」 「もちろん。」
「ひどーーーい。 彼女が困ってるのを知っててりっちゃんに言ったのね? ひどーーい。」 「いいじゃねえか。 お互い様だ。」
「何がお互い様よ? ああ、待てーーーーー!」 「ぶつかるぞ。」
「うわーーーー!」 香澄はまた久保山先生に正面衝突してしまったのであります。
「いい加減にしろよ。 浦川。」 「ごめんなさーい。」
「可愛くしてりゃいいってもんでもないんだぞ。 今日は全ての女子トイレを掃除しろ。 いいな。」
「やーーい、やられてやんの。」 「佐藤、お前も一緒にやるか?」
「それは困るーーーーー。」 「じゃあついでに道山を付けてやろう。」
「何で私なんですか?」 「お前たち仲良しだからな。」
「んもう、、、。」 久保山先生が行ってしまった後、香澄はどっかしょんぼりしている。
「どうしたんだよ?」 「弘明君が怒らせるから悪いんだからね。」
「元はと言えばお前が勝手に突っ込んだんじゃねえか。」 「また私なの?」
「そうだよ。」 「やめてよ。 飽きない人ねえ。」
とか言いながら本当は喜んでるんだろう? そう思ってるよね? そこのあなた。
俺さあこんなピラニア饅頭みたいな女は嫌いなんだけど、、、。 「ねえねえ弘明君 高橋先生とはどうなの?」
甘い声で香澄が聞いてきた。 「どうなのって何なんだよ?」
「うまくやってるのかなあ?って心配なの。」 「お前が心配するほど進んでもねえから安心してくれ。」
「へえ、高橋先生って友達でもなかったんだ。 可哀そう、、、。」 「だからさあ、どうしたらそういう発想になるんだよ?」
「だって高橋先生にずーーーーーーっと無視されてるじゃない。 なんか怒らせるようなことでもしたの?」 「何にもしてねえけど。」
「何も無いんだったらあそこまで無視したりしないよなあ。」 そう言いながら饅頭みたいなその顔を近付けてくるのであーる。
俺は思わず吹き出してしまった。 「汚いなあ。 唾飛ばさないでよ。」
「お前が近付いてくるから悪いんだよ。」 「またまた私のせい?」
「そう。 お前は飽きもしないトラブルメーカーなんだからな。」 「弘明君だってそうじゃない。 ひどーーーーい。」
ホームの真ん中で香澄が泣きだしたもんだからさあ大変。 まったくもう、、、。
柱の陰にまで連れて行った香澄をそっと抱いてやりました。 何でこうなるのさ?
肩に顔を埋めて泣きはらしております。 ドラマじゃないんだからさあ、、、。
駅員もどっか不思議そうな眼で通り過ぎていきました。 チーン。
「そろそろ電車が来るんだけど、、、。」 「もっとこうしていたい。」
「じゃあさあ太一郎にでもやってもらったら?」 「やだ。 あんな土管。」
「土管?」 「あの人って柔道やってるわよねえ? 投げられたくないからいいわ。」
「じゃあ和之は?」 「あんなモヤシは頼りにならないからいいわ。」
「じゃあ律子は?」 「頭でっかちだからいいわ。」
「言ったなあ。 お前。」 「え? なになに?」
「律子は頭でっかちだから嫌だって。」 「ワワワワワワ、冗談やめてよ。」
「言い付けてやろうかなあ?」 「勘弁勘弁。 おとなしくしてるから許して。」
またまた香澄はお地蔵様に手を合わせるのである。 「俺、仏様じゃないんだけど。」
「今は立派な仏様よ。 律子には言わないで。」 「分かった分かった。 しゃあねえな。」
「しょうがねえなんて言わないでよ。 彼女が真剣にお願いしてるんだから。」 「はいはい どうもどうも。」
「まったく、、、。」 そこへ帰りの電車が入ってきた。
なぜか香澄を抱き締めた温盛が腕に残っているんだ。 ちきしょうめ、忘れられねえじゃねえか。
当の香澄は俺の隣でスマホを開いてる。 (何をしてるんだろう?)
覗こうとしたら閻魔顔で睨んできた。 そんなもんだから窓の外に目をやる。
「雨が降りそうだなあ。」 「え? 雨? 傘なんか持ってきてないわよ。」
「知るか。」 「ああ、彼女がびしょ濡れになってもいいのね?」
「いいんじゃないっすか? 俺をさんざん虐めた罰に。」 「ひどーーーい。 そこまで馬鹿にするのね? 恨んでやる。」
「その顔でか?」 「いや、だから、その、、、。」
言い合ってる間に電車は駅に着いた。 「さて降りるか。」
「え? 弘明君はもっと先でしょう?」 「いいから降りるぞ。」
俺は不思議そうな香澄を急かしながら電車を降りた。 そして売店で傘を買った。
「ほら、お前も入れよ。」 「いいの?」
「悪かったらこのまま帰るけど、、、。」 「いやいやいや、ありがとう。」
(大きめのやつを買って正解だったな。) ってなわけで取り敢えず一時の相合傘なんです。
何年ぶりだろうなあ? 香澄と相合傘なんて、、、。
だからってくっ付いてくるなよ、、、。 警戒していたらくっ付いてきやがった。
そのままで魚屋まで歩いて行く。 香澄はどっか夢見気分らしい。
「嬉しいなあ。 彼氏に送ってもらえるなんて、、、。」 「友達ですけど、、、。」
「今だけでいいから彼氏になって。」 「都合良過ぎるだろう。」
「いいの。 私なんだから。」 「勝手なやつ。」
「何ですって? 勝手なやつ?」 「角が出てきたねえ。 傘貰おうか?」
「やだやだやだ。 おとなしくするからもうちょっとだけ。」 「まったく、、、。」
そんなわけで賑やかに喋りながら魚屋までやってきた。 「おやおや? 香澄はいいなあ。」
珍しくお父さんが店の前に立っている。 「雨が降ってるから迎えに行こうかと思ってたんだ。 良かった。」
「どうもすいません。」 「いやいや、香澄が世話になっちゃったねえ。」
俺が帰ろうとすると「まあ、これでも持って行ってよ。」ってお父さんがイカの捌いたやつを持たせてくれた。 (まただぜ、、、。)
家に帰ると母ちゃんはまだまだ帰っていない様子。 冷蔵庫にイカを放り込んで二階へ上がる。
「ちっとはのんびりするか。」 そう思って床に寝転がるとスマホが鳴った。
「誰だろう?」 出てみると香澄である。
「今日はさあ、ありがとねえ。 明日にでもまた遊びに来ない?」 「明日?」
「そうそう。 また一緒にご飯食べたいんだって。」 「忙しいからなあ。」
「何もやってないでしょう?」 「そんなことねえよ。 馬鹿。」
「ワ、また馬鹿にした。 言い付けてやるぞーー。」 「いいのか? 律子に言い付けてやるぞ。」
「ワワワワ、それはやめて。」 「だろう? だったら、、、。」
「分かった。 分かったから。」 香澄の電話を切ると俺はまた床に寝転がった。
「弘明ーーーー! ご飯だよーーーーー!」 母ちゃんの声が聞こえる。
寝ぼけた顔で下りていくと、、、。 「あんたまた魚屋に行ったの?」
「雨が降ってたし香澄も傘を持ってなかったからさ、、、。」 「それでか。 いいイカが入ってたからさあ、驚いちゃった。」
「あいつのお父さんがくれたんだよ。」 「だから今夜はイカフライを作ったわよ。」
「弘明もやるもんだなあ。」 父さんが感心したように言ってくる。
「そんな大げさなことはしてないよ。」 「やっぱりお前、香澄ちゃんが好きなんだろう? 結婚しちゃいなよ。」
「そこまでは無いってば。」 「まあいいじゃん。 付き合っちゃえよ。」
「昔のお父さんみたいねえ。」 「何が?」
「お父さんだって「あいつは友達なんだ。」って言い張って言い張って、それでも押し切れなくなって結婚したのよね。」 「そうなのか。」
イカフライを食べながら未来の俺が見えたような気がした。
さてさて4月も中旬を過ぎましてもうすぐゴールデンウィークですよーーーー。 とはいっても何の予定も無いんだよなあ。
父さんも母ちゃんも忙しそうだし姉ちゃんは旅行で北海道にまで飛んで行ってるし、、、。 俺は一人なんだ。
まあいいけどさあ。 こんな時に香澄が入ってきたら大変だぞーー。
「結婚するんだから練習しないとねえ。」なんて言い始めたら本気で終わってしまう。 あいつならやりかねないからなあ。
そんなことを考えながら駅を降りると律子が飛んできた。 「ねえねえ、香澄と何をやったの?」
「は? いつも通りだけど、、、。」 「なんかさあ、弘明君に相手してもらえないって言ってたんだけど、、、。」
「そんなことねえよ。 いつも通り相手をさせてもらってますが、、、。」 「そうなの? 電話で泣いてたんだけどなあ。」
「へえ。 律子はどうだって聞いたら「あんなの頭でっかちだから嫌だ。」って言ってたんだけどなあ。」 「そんなこと言ったの? 本当でしょうね?」
「本当のことでございますよ。 お嬢様。」 そこへ香澄が走ってきた。
「あらあら香澄ちゃん よく言ってくれたわねえ?」 「へ? 何を?」
「あたしのこと 頭でっかちだから嫌なんだってねえ?」 「ワワワワ、ごめんごめん。 謝るから許してよ。」
「今日一日は許しません。」 「お願いお願いお願い。」
「ダメダメ。 二度と言わないって約束するまで許しませんから。」 そう言って律子は走って行ってしまった。
「言ったわね?」 「もちろん。」
「ひどーーーい。 彼女が困ってるのを知っててりっちゃんに言ったのね? ひどーーい。」 「いいじゃねえか。 お互い様だ。」
「何がお互い様よ? ああ、待てーーーーー!」 「ぶつかるぞ。」
「うわーーーー!」 香澄はまた久保山先生に正面衝突してしまったのであります。
「いい加減にしろよ。 浦川。」 「ごめんなさーい。」
「可愛くしてりゃいいってもんでもないんだぞ。 今日は全ての女子トイレを掃除しろ。 いいな。」
「やーーい、やられてやんの。」 「佐藤、お前も一緒にやるか?」
「それは困るーーーーー。」 「じゃあついでに道山を付けてやろう。」
「何で私なんですか?」 「お前たち仲良しだからな。」
「んもう、、、。」 久保山先生が行ってしまった後、香澄はどっかしょんぼりしている。
「どうしたんだよ?」 「弘明君が怒らせるから悪いんだからね。」
「元はと言えばお前が勝手に突っ込んだんじゃねえか。」 「また私なの?」
「そうだよ。」 「やめてよ。 飽きない人ねえ。」