さかなの眼
第一章 手紙
手紙の送り主
本棚の本の背表紙を手前に引くと
一緒に淡いピンク色の封筒が一枚足元に落ちた。
私が絵里香の手紙を見つけたのは
父の本棚の中。
父の遺品整理中だった。
父が間違えて本と一緒に封筒を
片付けてしまったのか
父はしっかりしているようで
おっちょこちょいの一面もある人だった
のぞみはしゃがんで封筒を拾った。
封筒をひらひらとかざしてみると
消印は去年。
宛先はやはり私の名前で
実家に届いていたようだ。
封筒の裏に絵里香の住所が書かれていた。
滋賀県から始まる住所を見た途端
身体に風が流れるように
忘れていた思い出が体に流れた。
私は人生で一度だけ転校をしたことがある。
今は亡き母は病弱で
心臓の持病持ちだった。
静岡に良い先生が見つかって
中学2年の2月にという中途半端な時期に転校した。
絵里香はその転校前の
滋賀県湖東市に住んでいた時に
仲の良かった友達だ。
活発な女の子でバレー部のキャプテンだった。
中学2年生で同じクラスになって
意気投合しどこに行くのも一緒で
初めてカラオケに行ったのも
絵里香とだった。
絵里香、元気かな。
絵里香の手紙を見つけてから
私は絵里香に会いたくなった。
一緒に淡いピンク色の封筒が一枚足元に落ちた。
私が絵里香の手紙を見つけたのは
父の本棚の中。
父の遺品整理中だった。
父が間違えて本と一緒に封筒を
片付けてしまったのか
父はしっかりしているようで
おっちょこちょいの一面もある人だった
のぞみはしゃがんで封筒を拾った。
封筒をひらひらとかざしてみると
消印は去年。
宛先はやはり私の名前で
実家に届いていたようだ。
封筒の裏に絵里香の住所が書かれていた。
滋賀県から始まる住所を見た途端
身体に風が流れるように
忘れていた思い出が体に流れた。
私は人生で一度だけ転校をしたことがある。
今は亡き母は病弱で
心臓の持病持ちだった。
静岡に良い先生が見つかって
中学2年の2月にという中途半端な時期に転校した。
絵里香はその転校前の
滋賀県湖東市に住んでいた時に
仲の良かった友達だ。
活発な女の子でバレー部のキャプテンだった。
中学2年生で同じクラスになって
意気投合しどこに行くのも一緒で
初めてカラオケに行ったのも
絵里香とだった。
絵里香、元気かな。
絵里香の手紙を見つけてから
私は絵里香に会いたくなった。