~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド
 こちらも表情を堅くし意図を問うルゼの質問に、デールは余裕の表情でこう答える。

「知らせる順番を間違えたな。ペリエライツ家の後ろ盾がなくなったとはいえ、カレンベール帝国がクラフトの後援をするつもりだと伝えたのはお前たちだぞ。ならば依然やつは俺にとって目障りな政敵のままだ。あの国がとるにも足らぬ小国だったなら話は変わったろうがな」
(きぃぃぃぃ! あくまで自分に着くのか、あっちに着くのか態度をはっきりさせろってことぉ?)

 そんなこと言われても、ジェミーはデールの側妃になるなど絶対に嫌だ。こんな男を夫にして陰謀渦巻く王宮で暮らしていくとか、どれだけ贅沢ができてもやってられない。

 そこでルゼが、挑発するようにデールに鋭い口を利く。

「どうして、あなたほどのお方がそこまで第二王子をお恐れに?」
「王太子を愚弄するか、若造が!」
「やめよロドム」

 対してロドムの叱責を抑えたデールは、クククと自嘲の笑いを漏らす。
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