~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド
「向こうだって、絶対あなたに一度会って話してみたいと思ってくれてますよ。よし、今回のことが終わったら、学内をこっそり探してみちゃいましょ? バレないように」

 実は私、前から絶対第三王子を見つけ出してやろうと思ってたんですよ~と、ジェミーはニタリと笑う。
 それにルゼは焦って答えた。

「と、とんでもない! そんなことをしてもし周りに、彼が王子だってバレたら」
「そうならないよう、私たちが守ってあげればいいじゃないですか。それにこの機を逃せば二度と会えないかも知れない。ルゼ様は、彼に会ってみたくないんですか?」
「それは……」

 卒業後も第三王子が王宮の中で過ごすのだとしたら、これが最後のチャンス。
 ルゼは口ごもって深く考え込んでいたが、やがて結論を出す。

「そう、だな。君のいう通りかもしれない。この三年間を逃したら、アルサイド様と会うことは永遠になくなってしまうかもしれない。よし、やってみる。僕は彼に会って……直接これまでの感謝を伝えたいんだ!」
「じゃあ、決まり」
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