~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド
「では、ここまでだ。自分はひとまずペリエライツ家に戻り、このことをお館様に報告してくるとしよう。ついでにちょっとどこかで鋭気を養ってくるかな」
「またそこいらの酒場で管を巻くつもりなんですか? ふん、兄上なんか、ジェミー様のそばを離れたことで怒られちゃえばいいんですよ」
「そういうことを言うなよ。まったく、あの方についていると予想外のことが多すぎて、おちおち心が休まらんな。まあそれがおもしろくもあるのだが。自分もなんとかお館様たちにうまく伝えてみるつもりだが、お前も父上への報告をしっかり頼んだぞ」
ミリィの八つ当たりをやりすごすと、酒好きのブラウンはかりかりと後頭部をかきながら去って行く。そんな後ろ姿を憮然とした面持ちで見送るミリィ。
(ふんだ。さて、行きますか。本当、父上にはどう報告したものやら)
兄は兄であの過保護な公爵の相手をするのは大変だろうが、こっちはこっちで父親へのややこしい説明が待っている。これからやらねばならないことを考えると、本当に足が鉛のように重たくなってきた。
なんせ一般家庭に忍び込むとはわけが違う。ミリィがこれから攻略させられるのは、ここからも見える、あの王都の中心に坐すお国でもっとも警備の固い建物なのだ。
「またそこいらの酒場で管を巻くつもりなんですか? ふん、兄上なんか、ジェミー様のそばを離れたことで怒られちゃえばいいんですよ」
「そういうことを言うなよ。まったく、あの方についていると予想外のことが多すぎて、おちおち心が休まらんな。まあそれがおもしろくもあるのだが。自分もなんとかお館様たちにうまく伝えてみるつもりだが、お前も父上への報告をしっかり頼んだぞ」
ミリィの八つ当たりをやりすごすと、酒好きのブラウンはかりかりと後頭部をかきながら去って行く。そんな後ろ姿を憮然とした面持ちで見送るミリィ。
(ふんだ。さて、行きますか。本当、父上にはどう報告したものやら)
兄は兄であの過保護な公爵の相手をするのは大変だろうが、こっちはこっちで父親へのややこしい説明が待っている。これからやらねばならないことを考えると、本当に足が鉛のように重たくなってきた。
なんせ一般家庭に忍び込むとはわけが違う。ミリィがこれから攻略させられるのは、ここからも見える、あの王都の中心に坐すお国でもっとも警備の固い建物なのだ。