~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド
「きゃ~! 見て見て、出てこられたわよ!」
「まさかこんな間近でお姿を見られるなんて!」
(うん~? どうしたんでしょうか?)
妙に騒がしい気配を感じ取ると、外に並んだ客の視線が一点――店舗の入り口に集中している。そこから姿を現した人物に驚いたミリィは、寸でのところで街路樹に身を隠すと、目を丸くした。
(わ!? あれって、もしかしなくても確実にクラフト殿下ですよね。はわわ~、どうしてこのお店に?)
目を引く鮮やかな赤髪に、涼しげな青の瞳といったら、この国内ではそうは見かけない。おまけに見間違えようもない絶世の美男子であるクラフト第二王子が、お供を連れて店内から出てくるではないか。
あの彼が、どうしてこんなところに? もしやセニア嬢も同伴かと思ったが、そんな様子もない。
彼は現在ジェミーが旅行で不在だと知っているはずである。ならば、たとえこのお店が現在王都中でトップクラスに話題性のある場所だとしても、男性ひとりでわざわざ訪れるような必要もないはず。いったいどうした用事で……?
(なにかきな臭い匂いがしてきましたよ~。あっ、あれは?)
「まさかこんな間近でお姿を見られるなんて!」
(うん~? どうしたんでしょうか?)
妙に騒がしい気配を感じ取ると、外に並んだ客の視線が一点――店舗の入り口に集中している。そこから姿を現した人物に驚いたミリィは、寸でのところで街路樹に身を隠すと、目を丸くした。
(わ!? あれって、もしかしなくても確実にクラフト殿下ですよね。はわわ~、どうしてこのお店に?)
目を引く鮮やかな赤髪に、涼しげな青の瞳といったら、この国内ではそうは見かけない。おまけに見間違えようもない絶世の美男子であるクラフト第二王子が、お供を連れて店内から出てくるではないか。
あの彼が、どうしてこんなところに? もしやセニア嬢も同伴かと思ったが、そんな様子もない。
彼は現在ジェミーが旅行で不在だと知っているはずである。ならば、たとえこのお店が現在王都中でトップクラスに話題性のある場所だとしても、男性ひとりでわざわざ訪れるような必要もないはず。いったいどうした用事で……?
(なにかきな臭い匂いがしてきましたよ~。あっ、あれは?)