~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド
「うん、とりあえずいろいろやってみるわ! 皆手伝って!」
「「おー!」」

 幸い砂糖はお金持ちの帝国皇室に大量に備蓄されていた。牛乳も近隣の農場でたくさん製造されているし、まずはこれらを利用して、ラバサの雇った従業員と共に練乳作りから試作品に臨んでいこう。

「よっしゃー! じゃあ、ルゼ様! 私と一緒にこのすりこぎで豆を砕きまくってちょーだい! あら?」

 ジェミーは頬をパシンと叩くと気合を発し、二本のすりこぎを両手に、近くにいたルゼを扱き使おうと背中をつついてみたのだが……どうも彼の反応が鈍い。

「あれ? 今回は手伝ってくれないんですか?」
「こんなこと、別に僕でなくともできるでしょう。外に出てくる」

 彼は迷惑そうにすりこぎを押し退けると、そう言って調理場を後にしてしまう。

(ケチケチしちゃって。変なの、今までなんだかんだ協力してくれてたのに)
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