~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド
――あれからすぐ、エディアン皇帝はチョコレートの存在を国中に広く認知させ、自ら連日茶会を開き、大勢の貴族たちを招待した。
と、同時に皇帝の肝入りでチョコレート専門の販売商社を設立し、興味を持った多くの人間がそこには詰めかけ、チョコレートは連日完売する騒ぎとなった。皇帝の宣言通り、同量の金と同じ価格としたにもかかわらず、だ。
今ではその価格は、金価格の二倍近くにまで吊り上がっている。そしてその噂は、国内のみならず周辺諸国にまで伝わっていることだろう――。
それをよしとして本日、カーライルを含む一団は、豊かな財政状態にあることが明らかなコルクルヌ共和国側の大使館を訪れ、大勢の政府高官を前にした共和国との話し合いが始まることとなった。
カーライルはそこで帝国側の役人に混じり、数年前のレビエラ王国への侵略未遂事件について、王国側の見解を語る。
「――ですから、当国もあれは不幸な情報の行き違いにより起きた出来事ということで納得しております。カレンベール帝国からは謝罪を受け、以後の責任は問わないという決定を下しました。それを受けて貴国やビッカート共和国が通貨の供給をいっさい停止するというのは、明らかに厳しすぎる処分と言えましょう」
対して、向こう側の政府高官はいまだ頑なだ。
と、同時に皇帝の肝入りでチョコレート専門の販売商社を設立し、興味を持った多くの人間がそこには詰めかけ、チョコレートは連日完売する騒ぎとなった。皇帝の宣言通り、同量の金と同じ価格としたにもかかわらず、だ。
今ではその価格は、金価格の二倍近くにまで吊り上がっている。そしてその噂は、国内のみならず周辺諸国にまで伝わっていることだろう――。
それをよしとして本日、カーライルを含む一団は、豊かな財政状態にあることが明らかなコルクルヌ共和国側の大使館を訪れ、大勢の政府高官を前にした共和国との話し合いが始まることとなった。
カーライルはそこで帝国側の役人に混じり、数年前のレビエラ王国への侵略未遂事件について、王国側の見解を語る。
「――ですから、当国もあれは不幸な情報の行き違いにより起きた出来事ということで納得しております。カレンベール帝国からは謝罪を受け、以後の責任は問わないという決定を下しました。それを受けて貴国やビッカート共和国が通貨の供給をいっさい停止するというのは、明らかに厳しすぎる処分と言えましょう」
対して、向こう側の政府高官はいまだ頑なだ。