~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド
ああ、この先はいったいどうなってしまうのだろう。
これによって第一王子がまた動き出せば、せっかくジェミーが奔走してきたのも全部無駄。こちらをターゲットにしたなんらかの暗殺計画がまた再開されかねない。
その結果、せっかく作り上げた未来への別ルートも、物語と同じ結果に収束していってしまうのか。
「うん、確かに。では君はこのまま家に帰るといい。監視はつけさせてもらうけどね。私は君の能力を侮ってはいないから、余計なことをしないよう、式を上げるその時まで自宅で謹慎しておいてもらおうじゃないか。さあ、家まで送っていこう」
「こんな無能をよくも王妃にと、国王様たちに謗られないといいですわね」
できるのは嫌がらせの悪態をつくことくらい。
こうして、一指も報いられぬままジェミーはクラフトに手を取られ、引きずられるようにしてその場を後にしていった。
不安は尽きず、せめてもの救いは彼らの手に落ちた今、家族たちにこれ以上危害が加わる危険がないことくらい。
こんなところまできておいて。
ゴールの一歩手前でジェミーは自由を掴み損ね、絶体絶命の窮地に陥ってしまった――。
これによって第一王子がまた動き出せば、せっかくジェミーが奔走してきたのも全部無駄。こちらをターゲットにしたなんらかの暗殺計画がまた再開されかねない。
その結果、せっかく作り上げた未来への別ルートも、物語と同じ結果に収束していってしまうのか。
「うん、確かに。では君はこのまま家に帰るといい。監視はつけさせてもらうけどね。私は君の能力を侮ってはいないから、余計なことをしないよう、式を上げるその時まで自宅で謹慎しておいてもらおうじゃないか。さあ、家まで送っていこう」
「こんな無能をよくも王妃にと、国王様たちに謗られないといいですわね」
できるのは嫌がらせの悪態をつくことくらい。
こうして、一指も報いられぬままジェミーはクラフトに手を取られ、引きずられるようにしてその場を後にしていった。
不安は尽きず、せめてもの救いは彼らの手に落ちた今、家族たちにこれ以上危害が加わる危険がないことくらい。
こんなところまできておいて。
ゴールの一歩手前でジェミーは自由を掴み損ね、絶体絶命の窮地に陥ってしまった――。