~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド
 それ以降はウィリアムも把握しておらず、今は自宅にて極めて厳重な監視のもと、屋敷の外に出られない生活を送っている――。
 そう伝え終わった後のガースルの反応は、目に地獄の業火を灯したような激烈さで……。

「ぬ、ぬぁんだとぉぉぉぉぉ!? クラフトぉぉぉ、あの青二才めがぁぁぁ! 我が家族を利用するまでに飽き足らず、大事な娘に手を出してくれようなどとぉ! いかに王族とて許せるものか! 今すぐ、簀巻きにして、回転する風車の先にでも貼り付けにしてやるわぁぁぁ~~~‼」
「だからガースル殿、落ち着きなされっ! ここは、王宮、なのですぞ!」

 監禁されていた疲れもふっ飛んだのか、王子への敬称をもかなぐりすてて真っ赤な顔で飛び出そうとするガースルを押さえ込むのには、ガーフィールすら手を焼く始末。

 一方、やけに静かに聞いていたコーネリアも、一度目を開くと、ガラス片のように尖った目から見る者を凍らせる冷凍光線を発し、クラフトへの呪詛を呟いた。

「娘から求めていた頃ならいざしらず。嫌がる女の尻を追い回すような下品な男、うちのジェミーに触れさせるものですか。これは、屋敷に帰って公爵家秘蔵の猛毒(ポイズン)コレクションをしこたま用意してこないといけないみたいね。人に対しては使ったことないから、楽しみだわぁ。うふふふふ」
「こりゃあ、オレたちの言うことなくなっちまったな」
「ええ」
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