この声が続く限り
*出会い*
もみじやイチョウの葉がヒラヒラと舞うころ、私と、翔は出会った。
このイチョウの木の下で。
家の近くにイチョウの木がある古びた公園がある。
遊びになんて誰も来ないココが私の大好きな場所だ。
いつもココで歌っている。
ユカ
上野癒歌 青葉学園1年生16歳
一応歌手です。売れない・・・
でも恥ずかしすぎて、身内以外誰にも言ってません。
学校の帰り、いつものようにこの場所へ歌いにくると、スラッと背が高く整った顔で、同い年くらいの男の子がいた。
私は思わず見とれてしまった。
「何?」
すると、男の子がにらんできた。
「えっ・・・。いや、何でもない・・・です。」
早くどっかいってよぉ~!!
私が思いっきり歌えないじゃん!!
そう思っていると、男の子はスタスタと歩き出しどこかへ行った。
「よかったぁ~」
安心して、思いっきり歌う。大好きな曲ばかりを。
「ふ~ん、いっつもココで歌ってたのあんただったんだ?」
「えっ?」
にやにやと笑う彼。
うそぉ・・・恥ずかしいよぉ~。
ていうかいつも聴かれてたなんて・・・
「かなり上手いじゃん。歌手?」
「・・・・・・・・・・・・・」
「えっ・・・、マジで歌手なの??」
「ちがう!!」
そんな会話をして私は走って逃げた。
コレが翔と私の出会い。
このイチョウの木の下で。
家の近くにイチョウの木がある古びた公園がある。
遊びになんて誰も来ないココが私の大好きな場所だ。
いつもココで歌っている。
ユカ
上野癒歌 青葉学園1年生16歳
一応歌手です。売れない・・・
でも恥ずかしすぎて、身内以外誰にも言ってません。
学校の帰り、いつものようにこの場所へ歌いにくると、スラッと背が高く整った顔で、同い年くらいの男の子がいた。
私は思わず見とれてしまった。
「何?」
すると、男の子がにらんできた。
「えっ・・・。いや、何でもない・・・です。」
早くどっかいってよぉ~!!
私が思いっきり歌えないじゃん!!
そう思っていると、男の子はスタスタと歩き出しどこかへ行った。
「よかったぁ~」
安心して、思いっきり歌う。大好きな曲ばかりを。
「ふ~ん、いっつもココで歌ってたのあんただったんだ?」
「えっ?」
にやにやと笑う彼。
うそぉ・・・恥ずかしいよぉ~。
ていうかいつも聴かれてたなんて・・・
「かなり上手いじゃん。歌手?」
「・・・・・・・・・・・・・」
「えっ・・・、マジで歌手なの??」
「ちがう!!」
そんな会話をして私は走って逃げた。
コレが翔と私の出会い。