【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!
「長年、虐げられてあらぬ罪を被せられて島流しされたわたしの言葉を信じてとは言えないわ」

『…………』

「あの国にわたしの居場所はない。もう……王女ではないから」


メイジーは今までのつらい記憶を思い出して瞼を閉じた。
母親と共に虐げられたのは前世の記憶と重なっていく。
最後まで彼らに搾取されてしまったことが悔しくて仕方ない。
メイジーは手のひらをギュッと握り込んだ。


「あなたに信じてもらおうなんて思わない。わたしを食べるつもりなら全力で抵抗するわ!」

『……!』


とは言っても、これだけの人数をどうにかする術はない。
けれどやっとの思いで海を超えて島に辿り着いたのだ。
こんなところで死ぬつもりはない。


「わたしは……何がなんでも生き残ってみせるから!」


追い詰められた時こそ、強くいなければならないと思う。
それは今まで積み上げてきた杏珠の記憶があるからだ。
『わたしは何がなんでも登り詰めてみせるから!』
そう言ったことを思い出す。
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