【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!
一難去ってまた一難。
試練が続きすぎて心が疲弊する。
海の上で流されないようにとろくに眠れなかったせいか、精神的にもギリギリの状態だ。
ここで気絶するわけにはいけないとなんとか意識を保っていた。

(ジェスチャーで伝えるのはどうかしら……食べたい、飲みたいだったらどうにもなるわ)

とりあえずは食べ物と飲み物を貰えるか、頼むだけ頼んでみようと思ったメイジーが覚悟を決めて顔を上げた時だった。
いつの間にか女性の島民に囲まれていることに気がついた。
ちなみに先ほど食べられそうになっていた時は男性たちがメイジーを囲っていた。
女性は大人から子どもまでガブリエーレのように肩から布を巻いている。


「えっと……」

「メェー、ルゥ?」

「メェー」

「……………」

「メェー、メェー」

「ポップ、メェー」


ポップ、は先ほども聞いたのだが、メェー、ルゥは初登場だ。
メイジーがその場でどうするべきか迷っていると、一人の女性に腕を引かれる。


「ちょっと……どこにいくの! ちょっ……待って!」
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