フォーエバーフレンド〜黒猫は会いにいく〜
『じゃあ、いいよね?』
ミツイの確認に、ノゾミも頷いた。
『お父さんとお母さんの許可が必要だけど、自分も飼いたいと思うからいいと思うよ!自分のご飯は自分で捕れるんだもんね?』
ノゾミに尋ねられたミニクロは素直に頷いて尻尾を振った。
『イツミがいなくなってからずっと、1人で獲物も獲ってきてた。大丈夫だよ』
『まあそれはそれで少し衛生上にも不安はあるけど、 一緒に暮らしてた時は料理もできたから、人としても役にも立つよ』
ミツイからの言葉でもノゾミは頷いて、納得してくれた。
『じゃあ、あとは今寝てるお母さんにも話さないとね』
『そうだね』
2人で寝ていた母が起きたのを見てからも、ノゾミと一緒に、ミツイはミニクロのことを説明した。
ノゾミに説明したように、ミニクロが人に化けるとこを見せて証明して。
話した結果、反対されるかと思ったら。
『ミニクロが自分で食べる分を稼げたりするなら住んでもいい』
という話になって、母からも許しが出たから。
なんとかミニクロも一緒に暮らせることになった。
『よかったね、ミニクロ』
『うん、またよろしくね、ミツイ』
『他の猫たちとケンカしないでね』
『他の猫たちが変な態度とらなかったら、なにもしない!!』