崖っぷち漫画家はエリート弁護士の溺愛に気付かない
「バイト疲れで講義中に寝ちゃって、慌てて写させて貰って。その流れで晩御飯を作ってもらい、泊って行けばの流れで男を意識さあせるセリフを言わせたいかも!」
「冗談だよ、とか言い訳して幼馴染から脱出できなかったものの、寝てるヒロインに『少しは警戒しろよ』とか言うのもいいかもな」
「採用! ついでにヒーローは大学生でありながら会社を経営してるし、『俺なら養ってやれるのに』ってセリフも足す!」
「おー、いいんじゃねぇか? バイト疲れで寝てるって部分がそこにも繋がるし、ヒロインを楽させてあげたくて頑張ってる、みたいな本質にも触れてるし」
「だよねだよね! 結局ヒロインには手を出せず、寝付けなくて寝不足なのを隠しながら朝食とか作ったりね」
「はは、朝食にはヒロインの好きそうなパンケーキだな」
「そうそう、パンケーキ――って、それ高尚が作ってくれたやつじゃん」
「バレたか。まぁ、俺がモデルらしいし?」
「高尚は全然手を出してきたけどね」
(正確には私からだけど)
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