月とスッポン ありのままは難しい
「【ちはらふゆ】は競技かるたを題材にした作品なんですよ。その競技かるたの聖地が近江神社。
で、ここの階段に立ってバックには楼門。ポスターと同じ位置になるわけです。彼ならここに立ってこの景色を見た。あぁ、素晴らしい」
「なるほど。百人一首で競う競技かるた。
《【百人一首】は、飛鳥時代から鎌倉時代初期までの代表的な100名の歌人が詠んだ和歌を、1首ずつ藤原定家が【古今和歌集】や【新古今和歌集】に掲載されている短歌を100首を選出し古い歌人から順に番号が振られた秀歌撰です。
古代日本最大の内乱である壬生の乱で》」
妙な代名詞が付いているが、聞き返せば話が長くなりそうなので聞き流す。
「《弟大海人皇子のちの天武天皇が勝ち、奈良時代の終わりまで天武天皇の子孫が天皇になるのですが、その系統が絶えて、再び天智天皇の孫が天皇になります。
それが、光仁天皇であり、平安京を造った桓武天皇の父親になります。そのため天智天皇は、【平安時代の天皇の先祖』】となるわけです》」
「ほう」
大河の講義をBGMに階段を登り、外拝殿から挨拶をする。