口下手な海上自衛官は、一度手放した元許嫁に海より深い愛を捧ぐ
「つぐみ……」
苦しそうに、愛おしそうに。
伝えたい言葉が多すぎて、声にならない想いを抱く彼の姿を間近で見ているだけでも、つぐみは妻になれてよかったと幸福な気持ちでいっぱいになる。
「私は優しい清広さんが、大好きです……」
つぐみは言葉で感謝を伝えるだけではなく、妻としての役目も果たさなければならないのに──。
彼が醸し出す独特な匂いを嗅ぐと安心してしまい、どうしても眠気に抗えない。
「ああ。知っている。仕事を全力で頑張るつぐみを、俺も愛している……」
つぐみは彼の背中に両手を回してしがみつくと、意識を手放した。
苦しそうに、愛おしそうに。
伝えたい言葉が多すぎて、声にならない想いを抱く彼の姿を間近で見ているだけでも、つぐみは妻になれてよかったと幸福な気持ちでいっぱいになる。
「私は優しい清広さんが、大好きです……」
つぐみは言葉で感謝を伝えるだけではなく、妻としての役目も果たさなければならないのに──。
彼が醸し出す独特な匂いを嗅ぐと安心してしまい、どうしても眠気に抗えない。
「ああ。知っている。仕事を全力で頑張るつぐみを、俺も愛している……」
つぐみは彼の背中に両手を回してしがみつくと、意識を手放した。