口下手な海上自衛官は、一度手放した元許嫁に海より深い愛を捧ぐ
「むしろ、興味が出てきたと言いますか……。たとえ、どんなに遠く離れていたとしても……」
「ええ」
「毎日、彼のことを考えるだけで……幸せな気持ちになります……」
「あら、そうなの? 私が心配する必要は、なさそうね」
目黒なりに、海上自衛官の妻としてつぐみを心配してくれたのだろう。
(目黒先生は、悪い人じゃない……)
目黒の期待に応えられなかったことを気に病んだつぐみが申し訳なさそうに眉を伏せると、上司は再び同僚達の輪に戻って行った。
(空になっちゃった……)
ミネラルウォーターの入ったペットボトルを一本飲み干したつぐみは、近くにあった缶ジュースを手に取り、ラベルを確認せずにプルタブを開けて口に運ぶ。
(おいしい……)
口の中でシュワシュワと炭酸が弾ける感覚を堪能しながら、ごくごくとかなりのハイペースで缶飲料を飲み干していく。
(もう一杯、もらおうかな……?)
──つぐみは同じ種類のジュースを手に取り、プルタブを捻って開封した。
「安堂先生。旦那様をどう思っているのか、本当のことを聞かせてもらうわよ」
「清広しゃん……?」
──それから、どれくらいの時間が経っただろう。
「ええ」
「毎日、彼のことを考えるだけで……幸せな気持ちになります……」
「あら、そうなの? 私が心配する必要は、なさそうね」
目黒なりに、海上自衛官の妻としてつぐみを心配してくれたのだろう。
(目黒先生は、悪い人じゃない……)
目黒の期待に応えられなかったことを気に病んだつぐみが申し訳なさそうに眉を伏せると、上司は再び同僚達の輪に戻って行った。
(空になっちゃった……)
ミネラルウォーターの入ったペットボトルを一本飲み干したつぐみは、近くにあった缶ジュースを手に取り、ラベルを確認せずにプルタブを開けて口に運ぶ。
(おいしい……)
口の中でシュワシュワと炭酸が弾ける感覚を堪能しながら、ごくごくとかなりのハイペースで缶飲料を飲み干していく。
(もう一杯、もらおうかな……?)
──つぐみは同じ種類のジュースを手に取り、プルタブを捻って開封した。
「安堂先生。旦那様をどう思っているのか、本当のことを聞かせてもらうわよ」
「清広しゃん……?」
──それから、どれくらいの時間が経っただろう。