口下手な海上自衛官は、一度手放した元許嫁に海より深い愛を捧ぐ
「新婦とは、どう言う関係だ」
ベッドの中央に正座をさせられた彼女は、対面で胡座をかいた硬い表情の清広から、尋問を受ける羽目になった。
「目黒先生は、職場の上司です……」
「先生? つぐみは、教師になったのか」
「清広さんと、別れたあと……。手に職をつけたかったので……。保育の専門学校に進みました……」
「なるほど」
金沢家と安堂家の母達は、とても仲がいい。
両親に聞けばつぐみの近状などいくらでもわかるはずだが、どうやら清広は彼女がどこで何をしているのかまでは知らなかったようだ。
本人の口から聞きたかったのかもしれないと思えば、聞こえはいいが……。
(私は所詮、その程度の人間なんだ……)
つぐみはその反応を、悪いように受け取った。
彼と目を合わせているのが辛かった彼女は、悲しそうに目を伏せる。
「つぐみに言いがかりをつけていた人物は?」
「彼女も、職場の同僚です……」
「あのような女性とともに働くのは、ストレスが溜まるだろう。仕事は辞めて、俺と一緒に暮らさないか」
清広から提案を受けたつぐみは、考える暇もなく首を横に振った。
ベッドの中央に正座をさせられた彼女は、対面で胡座をかいた硬い表情の清広から、尋問を受ける羽目になった。
「目黒先生は、職場の上司です……」
「先生? つぐみは、教師になったのか」
「清広さんと、別れたあと……。手に職をつけたかったので……。保育の専門学校に進みました……」
「なるほど」
金沢家と安堂家の母達は、とても仲がいい。
両親に聞けばつぐみの近状などいくらでもわかるはずだが、どうやら清広は彼女がどこで何をしているのかまでは知らなかったようだ。
本人の口から聞きたかったのかもしれないと思えば、聞こえはいいが……。
(私は所詮、その程度の人間なんだ……)
つぐみはその反応を、悪いように受け取った。
彼と目を合わせているのが辛かった彼女は、悲しそうに目を伏せる。
「つぐみに言いがかりをつけていた人物は?」
「彼女も、職場の同僚です……」
「あのような女性とともに働くのは、ストレスが溜まるだろう。仕事は辞めて、俺と一緒に暮らさないか」
清広から提案を受けたつぐみは、考える暇もなく首を横に振った。