口下手な海上自衛官は、一度手放した元許嫁に海より深い愛を捧ぐ
『清広さんには、ずっとこの服を着てほしいです……!』
白を基調としたお揃いのセーラー服に身を包んだ清広の姿を目にして、つぐみはキラキラと瞳を輝かせながら満面の笑みを浮かべた。
『なら、清広くんには水兵さんになってもらわなくちゃね』
『すいへーさん?』
『海の上でお仕事をしていた人のことを、昔はそう呼んだのよ』
母親の解説を受けたつぐみは、不思議そうに清広を見つめる。
彼は何かを悩むような仕草をしながら、彼女の母に問いかけた。
『今は、呼び方が異なるのですか』
『そうねぇ。今は、海上自衛隊の隊員になるのかしら?』
『自衛官……』
『清広さんは、このお洋服……。ずっと着るの、嫌ですか……?』
何かを考え込む仕草をした清広の表情が、曇ったからだろう。
つぐみが不安そうに問いかければ──幼い彼女の頭を優しく撫でながら、彼は頷いた。
『いや。つぐみが望むなら、この服を身に纏う職業に就くため、努力しよう』
『本当ですか? なら、私も! 清広さんの隣で、またお揃いの服を着たいです!』
『ああ』
『約束ですよ?』
『もちろん』
『清広さん、大好きです……っ!』
薬指を絡めたあと、つぐみは勢いよく清広に飛びついた──。
白を基調としたお揃いのセーラー服に身を包んだ清広の姿を目にして、つぐみはキラキラと瞳を輝かせながら満面の笑みを浮かべた。
『なら、清広くんには水兵さんになってもらわなくちゃね』
『すいへーさん?』
『海の上でお仕事をしていた人のことを、昔はそう呼んだのよ』
母親の解説を受けたつぐみは、不思議そうに清広を見つめる。
彼は何かを悩むような仕草をしながら、彼女の母に問いかけた。
『今は、呼び方が異なるのですか』
『そうねぇ。今は、海上自衛隊の隊員になるのかしら?』
『自衛官……』
『清広さんは、このお洋服……。ずっと着るの、嫌ですか……?』
何かを考え込む仕草をした清広の表情が、曇ったからだろう。
つぐみが不安そうに問いかければ──幼い彼女の頭を優しく撫でながら、彼は頷いた。
『いや。つぐみが望むなら、この服を身に纏う職業に就くため、努力しよう』
『本当ですか? なら、私も! 清広さんの隣で、またお揃いの服を着たいです!』
『ああ』
『約束ですよ?』
『もちろん』
『清広さん、大好きです……っ!』
薬指を絡めたあと、つぐみは勢いよく清広に飛びついた──。