口下手な海上自衛官は、一度手放した元許嫁に海より深い愛を捧ぐ
「過去ではなく、今の私を見て。知って、愛してください……!」
「つぐみ……」
「私も今の清広さんを知る努力を、しますから……」
心の奥底で燻っていた気持ちを吐き出したつぐみは、怒りの炎がどんどんと小さくなり、やがて消えていくのを感じた。
(どうしよう……)
冷静になれば、言い過ぎたと感じるのは当然のことだ。
つぐみは目を丸くして驚く清広と目を合わせ続けられず、視線を反らした。
「いいのか」
「……嫌なら、いいです。今度こそ、縁を切りましょう。もう二度と、言葉など交わしません。未来だって……」
「待て。俺は嫌だとは、言ってないだろう」
「その気がなければ、こんな提案はしません。清広さんは、黙って頷いてくだされば、それだけでいいんです」
「やはりつぐみには、敵わないな……」
清広はつぐみを抱き寄せると、彼女をじっと見下す。
その瞳の奥底には、彼女に対する愛が押し寄せる波のように揺れていた。
「俺ともう一度、結婚を前提に交際してくれないか」
「……仕方ないですね。一緒に、暮らしてあげます」
「つぐみ……!」
清広は言葉にできない喜びを、彼女と唇を触れ合わせることによって表現する。
罪滅ぼしのキスは、涙と海水が混ざって、しょっぱく感じた──。
「つぐみ……」
「私も今の清広さんを知る努力を、しますから……」
心の奥底で燻っていた気持ちを吐き出したつぐみは、怒りの炎がどんどんと小さくなり、やがて消えていくのを感じた。
(どうしよう……)
冷静になれば、言い過ぎたと感じるのは当然のことだ。
つぐみは目を丸くして驚く清広と目を合わせ続けられず、視線を反らした。
「いいのか」
「……嫌なら、いいです。今度こそ、縁を切りましょう。もう二度と、言葉など交わしません。未来だって……」
「待て。俺は嫌だとは、言ってないだろう」
「その気がなければ、こんな提案はしません。清広さんは、黙って頷いてくだされば、それだけでいいんです」
「やはりつぐみには、敵わないな……」
清広はつぐみを抱き寄せると、彼女をじっと見下す。
その瞳の奥底には、彼女に対する愛が押し寄せる波のように揺れていた。
「俺ともう一度、結婚を前提に交際してくれないか」
「……仕方ないですね。一緒に、暮らしてあげます」
「つぐみ……!」
清広は言葉にできない喜びを、彼女と唇を触れ合わせることによって表現する。
罪滅ぼしのキスは、涙と海水が混ざって、しょっぱく感じた──。